■バカナヨカン
カーテンを少し開けて 南風を入れよう
夢の残りの匂いは 朝の空気には不似合いだ
近所の子らの笑い声が 気温を上げて
春の一日が 今はじまろうとする
暗闇と沈黙が 永遠に続きそうで
心のスポンジが乾ききっていた
そういう時間を重ねて 避けて
くぐりぬけた 世界のはじまり
胸の奥のひそかな高鳴りを
引き出しの秘密箱にしまいこむ
疑い深い季節を振り捨てて
生まれ変われそうな 愚かな予感
浮かれる心と 走り出す空想
第一印象は上々で 期待もできる
たぶん去年の四月も こうやって訪れて
そのあとの記憶は ないんだけど
カーテンを少し開けて 南風を入れよう
夢の残りの匂いは 朝の空気には不似合いだ
近所の子らの笑い声が 気温を上げて
春の一日が 今はじまろうとする
暗闇と沈黙が 永遠に続きそうで
心のスポンジが乾ききっていた
そういう時間を重ねて 避けて
くぐりぬけた 世界のはじまり
胸の奥のひそかな高鳴りを
引き出しの秘密箱にしまいこむ
疑い深い季節を振り捨てて
生まれ変われそうな 愚かな予感
浮かれる心と 走り出す空想
第一印象は上々で 期待もできる
たぶん去年の四月も こうやって訪れて
そのあとの記憶は ないんだけど