会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

サンプル含むレコード4172枚を売却、読テレ子会社社員4人を処分(朝日より)

サンプル含むレコード4172枚を売却、読テレ子会社社員4人を処分

会社の大量のレコードを勝手に処分したとして、読売テレビの子会社が、管理職の社員と、その上司ら計4人を社内処分したという記事。

「読売テレビなどによると、社員は2022年6月、会社の移転時に社内備品のレコード4172枚を、東京都内の中古レコードショップに約42万円で売却。中には非売品のサンプル盤が、少なくとも53枚含まれていた。売り上げは同僚との会食代などに使った。事前に上司に相談していたが、上司も権利関係などの確認をせずに容認したという。」

社内手続きを踏んでいないというだけでなく、会社の備品を処分した代金なのですから、本来は会社に入れるべきでしょう。金額が40万円で、上司が容認しているからみとめられるのか...。

それにしても、4千枚のレコード(CDは含まれていない?)で約40万円にしかならないとは...

当社社員の不正行為について(株式会社 ytv Nextry)

「2022 年 6 月、当社ポストプロダクションセンターに所属する管理職社員(以下、「社員」)が、当社の AV ラボの移転に際し、社内備品であるレコード 4172 枚を、必要な社内手続きを行わず無断で東京都内の中古レコードショップに売却しました。社員は売却代金 42 万 2345 円を自身の個人口座に振り込ませる形で受領し、代金の多くは同僚との飲食代(所属する部内の会食)など私的用途に使用していました。

売却されたレコードの中には、少なくとも 53 枚のサンプル盤(非売品)が含まれていたことがこれまでに判明しています。

社内調査において、社員は「レコードはいずれも古いものであり、今後使用予定がないため廃棄をしたかった」という理由から、無断で売却を行ったことを認めており、サンプル盤がプロモーション等を目的としてレコード会社から貸与されている非売品で、無断で売買ができないというレコードに関する権利への理解が著しく欠如していました。」

「当社社員の行為は、会社の財産を無断で売却した違反行為であり、音楽著作物を扱う会社でありながら権利に関するルールを逸脱したあるまじきものと厳粛に受け止めております。」

こういう事件もありました。

読売テレビ社員が制作費着服で懲戒解雇 「カミオト夜」年内で休止へ(2023年)(朝日)(再掲)

「読売テレビ(大阪市中央区)は28日、制作局で管理職を務める40代の男性社員が2020年4月~23年6月、関西ローカルの音楽番組「カミオト夜」の制作を巡り、外部の制作会社に総額1383万円の架空経費を読売テレビに請求させ、同局が支出していたと発表した。このうち877万円は社員が着服し、506万円は翌年度の経費や、別番組の経費に充てる不正をしていたという。」

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