フクシマガリレイ(東証プライム)が、不正会計疑義発覚により、定時株主総会の終了後に「継続会」を開催するという記事。
「フクシマガリレイによると、5月8日の決算短信の発表後、冷蔵設備の据付工事に関する売上高計上の時期などに疑いのある事案が判明し、会計監査人から監査報告を受領するといった決算関連手続きが6月26日までに完了しない可能性が出てきた。」
第 73 期定時株主総会の継続会の開催方針に関するお知らせ(2024年6月4日)(フクシマガリレイ)
「...国内における、据付工事を伴う売上高の期間帰属等に関して疑義のある取引が検出されたため、監査手続きを進める上でそれらの取引の適正性に係る調査及び決算への影響の有無についての検証に時間を要し、決算手続きが完了していないため会計監査人の監査報告書を受領しておりません。そのため、当社は本総会において、会計監査人および監査等委員会による監査報告ができない状況となりました。
つきましては、別途本総会の継続会(以下、「本継続会」といいます。)を開催し、本継続会で第 73 期報告事項のご報告をさせていただくとともに、本継続会の日時及び場所の決定を取締役会にご一任願うこと(以下、「本提案」といいます。)に関しまして、本総会において株主の皆様にお諮りする予定でございます。...」
会社ウェブサイトの製品情報のページをみると、たしかに、据付工事に手間と費用がかかりそうな大型の製品もあるようです。決算日現在で、据え付け工事が終わっているのかいないのか、といった点でもめているということでしょうか。