米ＳＥＣ委員長、政権移行を機に辞任へ 金融規制強化を推進（日経より）

米ＳＥＣ委員長、政権移行を機に辞任へ　金融規制強化を推進

米ＳＥＣのホワイト委員長が、オバマ政権の終了と同時に辞任するという記事。

「金融規制の強化に歯止めをかける意向を示しているドナルド・トランプ次期大統領への政権移行を機に辞任を決めた。米メディアによると後任には規制に批判的なポール・アトキンス元ＳＥＣ委員の名前が挙がっている。

アトキンス氏はブッシュ前政権時代にＳＥＣの委員を務め、トランプ氏の助言役を担っている。トランプ次期大統領は金融機関の融資規制や中小金融機関を対象にした過度な資本規制の緩和などを打ち出しており、ドッド・フランク法の撤廃を主張している。」

SEC chair to leave job at end of Obama administration（economia）

ホワイト委員長の業績として、処分件数の多さを挙げています。4年弱で、2,850件もの処分（enforcement actions）を行ったそうです。金銭的な処分も、3,300社、2,700人の個人に対して134億ドル超にもなります。

The SEC said that, during White’s tenure, it brought more than 2,850 enforcement actions, which was more than any other three-year period in its history.

It also obtained judgments and orders totalling more than $13.4bn (£10.8bn) in monetary sanctions, and charged over 3,300 companies and more than 2,700 individuals, including CEOs, CFOs, and other senior corporate officers.

処分につながった通報を行った者に対する報奨金も総額で10百万ドル超だったそうです。

The agency said that, under White’s chairmanship, it has awarded more than $10m to whistleblowers, who gave key information for successful enforcement actions.

SECのプレスリリース。
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SEC Chair Mary Jo White Announces Departure Plans