英ＢＰで監査人交代、EYが退任しデロイトへ（economiaより）

BP drops EY for Deloitte as auditor

英国の巨大石油会社BPの監査人が交代するという記事。EYが退任し、デロイトが後任です。

BP announced today that it intends to propose to shareholders at its 2018 AGM that Deloitte be appointed as the company’s auditor for the financial year 2018.

2018年の株主総会に提案するとのことなので、準備期間は十分にとれそうです。日本で監査人の強制的ローテーションを導入するのであれば、引き継ぎなどの準備の期間が十分とれるようにしないと、混乱が生じるかもしれません。（現状では、大きな会社の監査人交代でも、短期間で済ませていますが、これが強制的ローテーションになって、大きな会社の交代を何社も同時にやるということになったら、たいへんです。）

デロイトが選ばれたのは、監査の競争入札の結果だそうです。

The decision was taken following a competitive audit tender.

昨年EYは、ロイヤル・ダッチ・シェルの監査契約を獲得しているそうなので、取ったり取られたりということなのでしょう。

Last year EY won the audit contract of BP's competitor, Royal Dutch Shell.