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会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

エネチェンジ、株主総会の継続会 追加監査で(日経より)

エネチェンジ、株主総会の継続会 追加監査で(記事前半のみ)

ENECHANGE(東証グロース)が、株主総会の「継続会」を開くという記事。監査法人ともめているようです。

「2023年12月期に本格的に立ち上げたEVの充電事業の会計方針などを巡って、監査法人との間で新たな協議や追加の監査手続きが発生したためとしている。」

会社のプレスリリース。

第9期定時株主総会の「継続会」の開催方針に関するお知らせ(PDFファイル)

「当社は、2024 年3月 28 日開催予定の第9回定時株主総会(以下、「本総会」といいます。)の目的事項のうち、報告事項「第9期(2023 年1月1日から 2023 年 12 月 31 日まで)事業報告、連結計算書類並びに会計監査人及び監査役会の連結計算書類監査結果報告の件」及び「第9期(2023 年1月1日から 2023 年 12 月 31 日まで)計算書類報告の件」(以下、併せて「第9期決算報告」といいます。)に関しまして、本総会において株主の皆様にご報告する予定でございました。

しかしながら、2024 年2月9日における「2023 年 12 月期 決算短信[日本基準](連結)」開示後、会計監査人との間で、2023 年 12 月期より本格的に立ち上げた新規事業である EV 充電事業に関する当社グループが採用する会計方針及びそれに関連する会計処理につき、新たな協議やそれに伴う追加監査手続が発生したため、監査手続等に関して相応の時間を要していることから、現在、決算手続きが完了しておりません。

そのため、本来は 2024 年3月6日に予定しておりました株主総会招集通知の電子提供時点における会計監査人の監査報告書の受領が困難となったことから、当社は本総会において、第9回決算報告を断念せざるを得ないと判断いたしました。」

「なお、2022 年 12 月期以前の有価証券報告書等への影響はない見込みです。」

決算短信のセグメント情報によると、EV充電事業は売上高の3分の1超を占めています。事前に会計方針を協議していたはずでは。

セグメント利益では、EV充電事業は大きな損失を出しています。

また、「2023 年 12 月期 決算説明会(機関投資家・アナリスト向け)質疑応答の要約」という資料によると、EV充電事業は、機器設置で稼ぐ部分(一挙に売上計上される?)と充電収益で稼ぐ部分(徐々に売上計上される?)があるようです。

決算数値の修正があるかどうかにかかわらず、きっと監査報告書のKAMで説明がなされることでしょう。

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