畑野ひろ子、榎本加奈子が「ABCマート」社外取締役候補に ともに元アスリート夫の姓で公表
「ABC MART」が、モデルとタレントを社外取締役候補者として選んだという記事。
「靴や衣料、雑貨販売大手の「ABC MART」(本社東京・渋谷区)は21日の取締役会で、モデル畑野ひろ子(49)タレントで実業家の榎本加奈子(44)を新任の社外取締役候補者としたことを、公式サイトで発表した。5月27日の株主総会で正式決定される見通し。」
会社のプレスリリース。
取締役の異動(新任・退任)に関するお知らせ(エービーシー・マート)(PDFファイル)
この人選に賛成する解説記事。
ABCマート「社外取締役に榎本加奈子&畑野ひろ子を起用」に賛否両論だが…今回の人選が"大正解"と言えるワケ(東洋経済)
「これまでの取締役会であればフジテレビ元社長が店舗のメディア化や消費者とのコミュニケーション戦略をガバナンスする要となる存在だったはずです。しかし彼はいなくなる。では誰ならばそれに代わることができるのでしょうか?
その視点で選任されたのが今回の新任取締役候補のおふたりでした。ながらくファッションやトレンドの分野では若い消費者をリードする立場にいて、しかもスポーツという視点でいえばおふたりともサッカー日本代表とメジャーリーガーそれぞれの家族です。世界のスポーツビジネスの頂点というべきシーンを夫と一緒に体験してきたおふたりです。
ABCマートは別に海外の物言うファンドから買収提案が来ているわけでも、業績不振から思い切ったリストラが必要とされているわけでもなく、また企業ガバナンス不全から国民的不祥事を引き起こしているわけでもありません。
社外取締役に求められるものは、ハンズフリーシューズ市場の拡大と店舗を情報発信のメディアに変えることと、ABCマートスポーツの拡大の3つです。
この3つの経営課題を前提に考えた場合、このおふたりを選任するのか、それともアプリが使えないような世代のプロ経営者を呼ぶべきか? どちらがいいのかで賛否がわかれている状況なのですが、私は前者のほうがいいように思います。皆さんはどうですか?」
会社に余裕がないとなかなかできない人選なのでしょう。