東証1部上場の黒田電気は、投資会社の株主提案に対して従業員組織が反対の声明文を出した問題をめぐる疑惑を、社外調査委員会に調べさせていましたが、その調査結果が公表されたそうです。
「村上世彰氏の長女が代表を務めるC&Iホールディングス(東京・港)は村上氏らを社外取締役に起用するよう要求した。これに対し、黒田電気の従業員組織と従業員一同を名義人にした「強く反対する意思を表明」との声明文が公表された。投資会社側は黒田電気の幹部が捏造(ねつぞう)したと主張していた。
今回の報告書では、声明文の作成に関与したのは黒田電気の幹部など一部の関係者に限られていたと指摘した。従業員の意思を確認する手続きはとられず、声明文の内容やその公表が事前に従業員に知らされていなかったとした。」
報告書によれば、「声明文作成を主導した黒田電気の幹部には私文書偽造や偽計業務妨害に関連する罪が成立しうる」そうです。
社外調査委員会の調査報告書について(黒田電気)
「当社は、一部株主様より「黒田電気経営幹部の関与する不正」などとして指摘がありました件につき、本年9月10日に社外調査委員会を設置し、同委員会に調査を依頼しましたが、本日、同委員会から報告書を受領しましたので、これを開示いたします。」
投資会社側も大変なことになっていますが...
村上元代表を強制調査 アパレル株の株価操作の疑い(日経)
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