会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

国際熱帯木材機関 19億円損失…幹部、独断で投資(毎日より)

国際熱帯木材機関 19億円損失…幹部、独断で投資

横浜に本部を置く「国際熱帯木材機関」という国際組織で不正な投資が行われていたという記事。

「ITTOや外務省によると、2012~15年にかけ、カメルーン人のエマヌエル・ゼ・メカ前事務局長ら幹部3人が理事会に諮らず、英領ケイマン諸島のファンドに約1200万ドル、豪州のファンドに約600万ドルを投資した。両ファンドは現在、清算手続きなどを行っており、回収できない状況という。」

「ITTOには71カ国・地域が加盟し、日本や米国、欧州連合(EU)、中国などの木材の消費国が資金を拠出。生産国がある熱帯地域で、森林の回復や人材育成、技術提供などを実施している。今回の損失で影響を受けるプロジェクトは237件。進行中の61件は一時中断や規模縮小などの措置を取る。残りの176件は事業が完了したものの資金が一部未払いだという。」

最終的な資金の流出先は調べないのでしょうか。

また、こういう国際機関は、本部を置く国の会計事務所・監査法人による会計監査をやらないのでしょうか。

ITTO(国際熱帯木材機関)の概要(外務省)
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