会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

<地銀>不動産融資過熱で「焦げ付き爆弾」が破裂?(Yahooより)

<地銀>不動産融資過熱で「焦げ付き爆弾」が破裂?(毎日新聞配信)

不動産業向け融資の拡大が続いているという記事。地銀の例などを取り上げています。

そのうちのひとつ。

「東京都の郊外で目立っているのが、ある地方銀行A銀行と信用金庫による提携ビジネスである。A銀行は関西地方を拠点とする典型的な地銀で、近年、首都圏における融資攻勢を強めてきた。そのほとんどが不動産関連融資である。もともと、首都圏に拠点があるわけでもない。そこで、東京の郊外を地盤とする信金と手を結んだ。

実際にどのような形で不動産関連融資が行われているのかを説明しよう。

信金の顧客のなかには、マンション建設に適した不動産の所有者がいる。まず、信金はその客を地銀に紹介する。地銀はこの客に、投資用マンション建設のデベロッパーを紹介する。そして、客保有の不動産に投資用マンションを建設する話がまとまると、地銀が客に建設費用を融資する。一方、信金はこのマンションの部屋を購入する個人投資家に投資資金を融資するというものだ。

これを「上手な提携」と評価する声もないわけではない。だが、一方で「地銀、信金とも貸し倒れのリスクがある」との見方は少なくない。というのも、マンション経営に乗り出す不動産所有者や個人投資家に関して、本当に精緻な事業計画のもとに融資が行われているのか、という問題があるからだ。」

まとまった金額である建設資金は地銀が融資し、個人投資家向けの小口の融資は信金が行うというのは、うまい棲み分けといえますが、たしかに危ない面はありそうです。

そのほか、大手銀行がアパート建設資金の融資で金利引き下げ競争をしているという例や、東海地区の別の地銀が不動産業者のラストリゾートになっている話などを書いています。
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