参議院の財政金融委員会で、「企業財務会計士」資格の創設を柱とする改正公認会計士法の規定を削除することが全会一致で決まったという記事。
「・・・土壇場での異例の削除の背景には、業界からの根強い反発があった。
・・・
関係者の間では当初から新資格の効果を疑問視する声が多かった。例えば、財務会計士は公認会計士と違い、監査証明業務はできない。
微妙な業際問題も根っこにはある。地方で地元企業と密接に関連し、コンサルティングなどを手掛ける税理士事務所にとって新資格保有者は競合相手になりうる。最終案発表後は、地元の税理士らから野党への働き掛けも加速した。いったん賛成した日本公認会計士協会や日本経団連も手のひらを返した。」
誰も大きな期待をかけていなかった資格ですから、こういう結果になってもやむを得ません。
会計士試験の出口となることが予定されていた資格がなくなることにより、合格者数も絞るのでしょうか。
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