会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

経営破綻した米エンロンの元CEO、12年の刑期終え釈放(AFPより)

経営破綻した米エンロンの元CEO、12年の刑期終え釈放

エンロン不正会計事件で有罪判決を受け、服役していた同社の元CEOが、12年の刑期を終えて釈放されたという記事。

「スキリング受刑者はマッキンゼー・アンド・カンパニー(McKinsey & Company)のコンサルタントを務めた後、1990年代初めにエンロンにヘッドハンティングされた。

出世街道を歩み、エンロンのCEOにまで上り詰めたが、就任からわずか半年後の2001年8月、「個人的な理由」で辞任した。その4か月後、エンロンは破綻した。

エンロンの破綻を受けて、何千人もの人々が職や老後の蓄えを失った。負債総額は400億ドル(当時の為替レートで約5兆円)を超え、それまでの米国史において最大の企業破綻となった。

スキリング受刑者は2006年5月、共謀や詐欺、インサイダー取引など19の罪で有罪評決を受け、自宅を含む4500万ドル(当時の為替レートで約50億円)相当の資産を没収された。」

この人のために、内部統制報告・監査制度や何やらで、企業の経理部や監査人の仕事が増大した面もあり、文句のひとつもいいたくなります。(会計士業界は仕事が増えて感謝すべきかもしれませんが)

数年前、エンロンの元CFOを日本に呼んで、シンポジウムで講演してもらう話がありました(法務省の入国拒否で実現せず)。

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