監査法人トーマツが、監査品質に関する報告書を発行したというプレスリリース。
「有限責任監査法人トーマツ(以下、トーマツ)では、ステークホルダーの皆様にトーマツの目指す高品質な監査とそのための取り組みをよりご理解いただけるよう、2016年より本報告書を作成しています。今般、最新の取り組みを紹介する『Tohmatsu Audit Quality Report 2017(監査品質に関する報告書 2017)』を発行しました。」
「...2017年6月からボードメンバーに加わった3名の独立非業務執行役員の活動状況や、監査業務プロセスへのIT技術の導入を通じた監査手続の高度化などの取り組みについても説明しています。」
60ページ弱の報告書です。
「監査イノベーション」という項目(39ページ~)を見てみましたが、さすがに人工知能をどんどん使っているみたいないい加減なことは書いていません。データ分析やITによる監査業務支援(残高確認など)が中心です。ロボティクスが出てきますが、データ加工などの支援にとどまっているようです。
「監査イノベーション」への投資については、「包括代表直轄で積極的に推進し、数十億円単位での投資を行ってきました」とのことです。
他の大手監査法人と比べて、どの程度進んでいるのでしょうか。
また、独立非業務執行役員の経歴を見てみると、トーマツの監査クライアント出身者ではないようです。監査上の独立性に配慮したのでしょうか。
あずさは有力監査クライアント出身者を起用しています。
↓
当サイトの関連記事
最近の「公認会計士・監査法人」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2000年
人気記事