(株)アクアラインにおける有価証券報告書等の虚偽記載に対する課徴金納付命令の決定について
金融庁は、(株)アクアライン(東証グロース)に対する課徴金納付命令を、2025年5月21日付で決定しました。
課徴金の額は、4206万円です。
「被審人は、投資有価証券評価損の不計上及び偶発損失引当金の不計上等の不適正な会計処理を行った。」
この結果、
「重要な事項につき虚偽の記載がある有価証券報告書及び四半期報告書を提出」
「重要な事項につき虚偽の記載がある有価証券届出書を提出し、当該有価証券届出書に基づく募集により、
令和5年2月 28 日、464,000 株の株式を 199,984,000 円で取得させ、
令和5年 11 月9日、737,800 株の株式を 334,961,200 円で取得させた」
とされています。
詳しくは、監視委による勧告のときの当サイト記事をご覧ください。(暗号資産がらみの不正でした。)
イメージワンもそうでしたが、監視委の勧告をすぐ認めてしまっているので、残念ながら、詳しい処分理由は示されていません。それに対し、EduLabの事例では、会社が審判で争ったので、かなり詳しい補足説明(収益認識などについて)がなされています(→当サイトの関連記事)。