会社のコンピューターシステムにウイルスを仕掛けて業務を妨害したなどとして、会社員が逮捕されたという記事。罪状は、不正アクセス禁止法違反と電子計算機損壊等業務妨害など。ウイルスといっても、エクセルのマクロです。
「サイバー犯罪対策課によると、××容疑者は昨年11~12月、かつて勤務していた名古屋市昭和区の製造会社の社内システムに、従業員のIDとパスワードで49回にわたり不正にアクセス。表計算ソフト「エクセル」に、ファイルを削除するマクロ機能を埋め込み、誤って機能を有効化した従業員らのパソコンや会社のファイルサーバーにあったファイルを削除して業務を妨害した疑いがある。
マクロ機能は、データを整えたり、同じ内容の書類を複数作ったり、様々な処理を自動化するもの。今回は決算関連の文書や顧客データなどが削除され、復旧や原因調査に約200万円かかったという。」
そもそも、退職者のIDを削除していなかったのが問題かもしれません(あるいは他の従業員のID・パスワードを知っていた?)。(IT全般管理の不備?)
記事でふれている「情報セキュリティ5か条」では、「ネットワークの共有範囲を限定し、従業員の異動や退職時に変更漏れがないようにする」というのも入っているそうです。
元職場のサーバーに不正アクセス…ファイルにウイルス仕込み業務を妨害か 34歳男逮捕「覚えはあります」(FNN)
「警察によりますと、××容疑者は去年12月までの1か月ほどの間に、名古屋市昭和区の元職場のサーバーに不正にアクセスし、保存されていたファイルにウイルスを仕込んで削除させるなどして、業務を妨害した疑いが持たれています。」
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