USBメモリーの販売預託商法を巡り、会社役員と自称自営業の男が逮捕されたという記事。
逮捕容疑は、業務禁止命令期間にもかかわらず、9人を勧誘したというものですが、この商法の規模はかなり大きいようです。
「県警によると、2人はUSBメモリーの販売預託商法を展開するVISION(V社、東京)の関係者で、実質的な幹部だった。関連会社も含む事業売り上げは1千億円を超えるとみられる。」
「消費者庁は実際の運用収益がほとんどない自転車操業状態にもかかわらず、実態を隠して勧誘していたとして同法違反で3年3月、V社に業務停止命令を出した。」
ポンジスキームとしか考えられません。
「消費者庁は、実際の運用収益がほとんどない自転車操業状態にもかかわらず、実態を隠して勧誘していたとして、同法違反でV社に2年間の業務停止命令を出し、県警に告発していた。」
これは別の事件の記事。(やはりポンジスキーム?)
「ガーナ預金」で1億5000万円集めた男ら逮捕 ほかにも70億円以上集めたか(テレビ朝日)
「ワールディングス株式会社の社長でバングラデシュ国籍の×××容疑者(62)は営業員らと共謀のうえ、2020年5月から去年8月にかけて、40代から70代の女性5人から合わせて現金1億5000万円を集めた出資法違反の疑いが持たれています。」
「×××容疑者らは西アフリカにあるガーナ共和国の事業開発を名目としたガーナ預金と称して金を集めていました。
営業員は近所の住人などを集めセミナーを開催していたということです。
セミナーでは×××容疑者らが登壇し、「貯金のようなもの」「損はしない」などと説明していました。
最大15%以上の金利があるといった表も作られていたということです。
金利は一部払われていましたが、預かった金の行方は分かっていません。」
「警察によりますと、×××容疑者らは2014年以降、70億円以上を集めていたとみられ、余罪やほかの営業員についても調べています。」
USB預託商法もそうですが、金融庁などの当局はなぜこんなに被害が大きくなるまで放置していたのでしょうか。