大手監査法人による2025年3月期の有価証券報告書の作成にあたっての留意事項をまとめた解説記事。
「本稿では、2025年3月期の有価証券報告書の作成にあたり、会計基準等や開示規則の主な改正などによる開示への影響、金融庁による有価証券報告書レビュー(以下、有報レビュー)の審査項目を踏まえた留意事項を解説します。」
以下のような内容です。
- 主な会計基準等の改正等による開示への影響
- 開示府令の改正等による開示への影響
(重要な契約、政策保有目的株式、株式報酬などです。)
- サステナビリティ開示基準の公表による開示への影響
- 記述情報の開示
- 金融庁による有報レビューを踏まえた開示の留意事項
- その他
(防衛特別法人税の創設や、総会前開示の要請の影響にふれています。)
(主な会計基準等の改正では、改正法人税等会計基準で、法人税等の計上区分が変わるというのが、注目されます。実際には影響がない会社が多いかもしれませんが、当期の法人税等が、PL以外(その他の包括利益など)に計上されることがあるということをはっきり示しているのは、考え方としては重要でしょう。)