最近の監査人交代事例です(2024年2月21日・22日発表分)。
1.Chatwork(東証グロース)
公認会計士等の異動に関するお知らせ(PDFファイル)
トーマツ→新日本、の交代です。
「長年にわたって監査を継続していることから、総合的に検討した結果」とのことです。
新日本を選んだのは...
「会計監査人の交代により新たな視点での監査が期待できることに加え、当社の事業規模に適した専門性、独立性、品質管理体制及び監査報酬の相当性等を総合的に勘案した結果、当社の会計監査人として適任であると判断したためであります。」
監査報酬に関しては、新日本も大手なので特に安いはずはないのですが...
現監査人の就任年は、2017年です。「長年」というほどではありません。
2.セカンドサイトアナリティカ(東証グロース)
会計監査人の異動及び定款の一部変更に関するお知らせ(PDFファイル)
トーマツ→かなで監査法人、の交代です。
「当社の事業規模等に適した監査対応等、及び監査費用の相当性を総合的に検討した結果」とのことです。
現監査人の就任年は、2022 年です。
3.ダイレクトマーケティングミックス(東証プライム)
公認会計士等の異動に関するお知らせ(PDFファイル)
新日本→監査法人アヴァンティア、の交代です。
アヴァンティアを選んだのは...
「新たな視点での監査、当社の事業規模に適した効率的な監査によりガバナンスのさらなる向上が期待できることを踏まえ、同監査法人の専門性、独立性、適切性、品質管理体制及び監査報酬の水準等について総合的に検討を行った結果」
とのことです。
現監査人の就任年は、2018 年です。
4.スペースマーケット(東証グロース)
公認会計士等の異動に関するお知らせ(PDFファイル)
新日本→有限責任パートナーズ綜合監査法人、の交代です。
「当社の事業規模に適した新たな視点での監査が必要であること及び監査費用が増加傾向にあるとの理由により、他の監査法人と比較検討してまいりました」とのことです。
現監査人についてはわざわざ「これまでも当社と同法人間で協力的な関係を構築しながら会計監査を実施していただいております」と書いています。
現監査人の就任年は、2019年です。
5.竹本容器(東証スタンダード)
公認会計士等の異動に関するお知らせ(PDFファイル)
仰星監査法人→應和監査法人、の交代です。
監査継続年数などが理由です。
「監査等委員会は会計監査人として仰星監査法人を5年にわたり選任してきておりますが、監査継続年数、当社の企業規模及び業容等に見合った監査対応を考慮し、当社の会計監査人について複数の監査法人を候補対象者として検討いたしました。」
5年は特に長いとは思えないのですが...