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ニイウスコーの粉飾決算事件、元会長に懲役3年の実刑判決(ITproより)

ニイウスコーの粉飾決算事件、元会長に懲役3年の実刑判決

元東証1部上場のニイウスコーの粉飾決算事件の刑事裁判で、同社元会長に対し、懲役3年、罰金800万円の判決が言い渡されたという記事。

「判決によると、末貞被告は2005年と2006年の6月期決算で、実態のない「スルー取引」やリース契約を利用した「循環取引」を繰り返し、売上高や経常利益を水増した上で虚偽の有価証券報告書を関東財務局に提出するなどした。

 朝山芳史裁判長は、「一連の犯行は末貞被告が主導したもの」と指摘した。不正取引について、末貞被告は裁判で「指示していない案件や知らない案件がある」などと主張していたが、朝山裁判長は「自身が知らない取引についても、不正取引を主導していた被告人による指示の下にあると言える」と述べた。」

ライブドア事件とのバランスを考えると実刑になるのでしょう。

直接の関係はもちろんありませんが、会計士協会から先日公表された会長通牒では、循環取引について、その「監査上の対応の困難性」を強調していたように感じました。

当サイトの関連記事(会長通牒について)

ニイウスコー粉飾決算事件、元会長に実刑判決(産経)
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