卒論が大詰めでロクにネットもやれない状態の毎日ですが、毎年恒例のこのレビューだけはやっておかなくては・・・。
どうも「K-1つまんねえ」的意見が飛び交っているようですが、俺は今年のトーナメントも凄く面白かったと思いましたよー。
【準々決勝】
○ジェロム・レ・バンナ (3R判定) チェ・ホンマン●
個人的には『長身相手で決定打が打てないバンナと倒せないホンマン⇒延長へ』と予想。
しかし、2R目までは俺の予想通りに事が進むものの、3R目になってバンナの目の色が一変! 怒涛の攻勢に転じる。
どんどん動きがよくなり、足取りも軽く圧力をかけ続けるバンナに対し、ホンマンは息切れしたのか動きが完全にストップ。結局判定となったものの、ジャッジ3-0(30-29、30-28、30-29)でバンナが文句なしの勝利!!
いやねぇ、個人的にK-1ベテラン勢の中で一番体力の限界を感じつつあったのがバンナやったんよね。けど、ホント、この1戦で全然そんなことねぇんだ!ってバンナに見せつけられた気分でしたわ。フットワークもパンチの威力も、そして何より前に出る姿勢がとっても凄かった。こりゃまだまだいけるわ、このおっさんww
一方でホンマンの方も確実に進歩してる。
ただやはりまだ足りない。中でも、一番足りてないのがスタミナ。折角の恵まれた体格してんのに、フルタイムそれを動かすだけのスタミナが無いんよね。走り込みが足らん。
現有選手の中では唯一シュルトに対抗できる身長があるんだから、もうちょっと頑張って欲しいね。みんな期待してるぞ~。
○セーム・シュルト (3R判定) グラウベ・フェイトーザ●
前予想は『シュルト判定勝ち』。
結果は予想の通りとなったものの、いやいや・・・めっさ良いもん観せてもらいましたよ!
やはりハイライトは第2Rのグラウベのブラジリアンキック一閃!!
見事大巨人・シュルトの顔面を捉え、シュルトの腰がガクッと下がる。恐らく今大会一番の盛り上がりだったんじゃなかろうか。
だ が こ こ か ら が 遠 い !
千載一遇のチャンスとばかりに前に出るグラウベだったが、シュルトはダメージを受けつつも冷静に距離を離し長い手足でグラウベを寄せつけない、そして回復を図ったのだった。
なんつーか、シュルトの強い点はここなんよね・・・恵まれた体格をもち、優れたテクニックを持ち、そして如何なる状況でも冷静に状況を判断し自分の取るべき行動を行える・・・だからマグレじゃこの巨人に勝つことは出来ない、と。強い上にクレバー、う~ん穴が無い。
結局その後は大した見せ場も無く、判定(30-27、30-28、30-27)でグラウベは敗れる。しかし、グラウベは来年以降の期待を大いに持たせてくれる内容だったんじゃないかな。冗談抜きで、コイツはホントこの大巨人を倒す時が来るかもしれん・・・そう感じさせるほどの見事なハイキックでしたわ。いや、天晴れ!!
●バダ・ハリ (3R判定) レミー・ボンヤスキー○
今年度一番の注目株であるバダ・ハリが登場。これまでビッグネームとの対戦が無かっただけに、今回のレミー戦が彼の実力を測る試金石となる。
開始早々から両者激しい攻防を展開、K-1MAX顔負けのスピードで観客の度肝を抜いた。そんな中、手数で押すのはバダ・ハリの方。これには流石にびっくり、コイツ・・・マジでやりおるwwww
しかし後半になると、徐々に動きが落ちてくる・・・レミーがコツコツ与えたローのダメージが蓄積してきていたらしい。いやぁ、こういう戦いってなんかニヤけてくるよね。第3R後半は明らかに失速していた。
判定は微差ながら、でもやはり0-2(29-30、29-29、29-30)でレミーの勝利。
しかし、負けはしたけどバダ・ハリはホンモノだったよ。これは来年以降期待できそうだわ。
○ピーター・アーツ (1R1分29秒KO) 澤屋敷純一●
そして今大会もう一人の期待の新人が澤屋敷。
まぁアーツ相手に勝てはせんだろうとは思っていたけど、ありゃねーわww
開始早々アーツのハイキックをガード・・・と思ったら、何か崩れ落ちよーしwwww
その後何とか立ち上がるも、完全にテンパリ状態・・・最後はロープに追い詰められ右ストレート一閃! 立ち上がれませんでしたw
何だろうね、油断したのか緊張したのか、とにかく試合に入っていけずにふわふわしてたところにいきなり強烈なの喰らって全てぶっ飛んだ感じ?
な~んにも出せずに終わっちゃった。まぁ、彼には良い経験になったんじゃなかろうか、と考える事にしよう。
とりあえず、アーツつえぇぇ~・・・20世紀の頃とはまた違った強さだね。一時期のスランプを乗り越えてよく戻ってきたよ。今のスタイルはどっちかっていうとレイ・セフォーとかマーク・ハントとかに近い気がする・・・のっしのっしと近づいて重い一発をズドン、みたいな。安定感があって、何か負ける気がしないんだよね。この歳になってようやるわw
【準決勝】
●ジェロム・レ・バンナ (2R1分02秒TKO) セーム・シュルト○
この一戦はバンナの男気が光った一戦だった。
開始から攻勢を取ったのはバンナの方、ホンマン戦さながらにシュルト相手に良い感じで攻撃を仕掛け押していく。しかし1R終了間際、シュルトのヒザが入って失速する。
1Rはなんとかこらえたバンナだが、なにやらインターバル中にセコンドと揉めてる・・・マウスピースを吐き捨てセコンドを睨みつけるバンナ。
そのままグダグダの状態で2R開始のゴングが鳴るが、明らかにバンナの動きがおかしい。セコンドはタオルを持っている。そして、シュルトのローで案の定ダウン。が、タオルを投入しようとするセコンドを睨みながら立ち上がるバンナ! セコンドはしばらくタオル投入をためらっていたが、シュルトに向かっていこうとするバンナの後姿をみてついにタオル投入・・・バンナのTKO負けとなった。
どうもすでに怪我してたみたいです。
『最後は自分としてはまだ続けたかったが、セコンドに止められてしまった』
番長・・・アンタほんまもんの漢や。
まぁでも、冗談抜きでバンナは長身相手イケそうやなぁ・・・今度ワンマッチでシュルトとやったら面白そうな気がする。ストップ・ザ・シュルト最有力はバンナかも知れんぜ。
●レミー・ボンヤスキー (3R判定) ピーター・アーツ○
バダ・ハリ戦で消耗してしまったレミーは開始から全然動けず、アーツが一方的な試合。ただアーツもなかなかキッチリ仕留められない。そうこうしてるうちに2R目にレフェリーから2度目の注意を受けたレミーは力の限りの猛攻を展開し、アーツを追い立てる。ノーガード挑発なんかもしてホントにレイ・セフォーさながらの戦いをするアーツだったが、結局判定までもつれ込む。
この試合こそ0-3(29-30、27-30、28-30)で勝ったアーツだったが、やはり消耗は大きかった・・・決勝がシュルト×アーツは予想通りだったんだけど、アーツのこの消耗じゃちょっと結果は見えてたなぁ。逆の立場だったらホントに面白かったんだけどね。
【決勝】
○セーム・シュルト (1R1分49秒KO) ピーター・アーツ●
つっても開始してしばらくは良い勝負、むしろアーツが良い感じだったくらい。
ただ、顔面にいいの貰った時に踏ん張ろうとした足が滑ったらしく、それで膝を痛めてもんどりうってダウン。そのまま立ち上がれませんでしたwwww
まぁちょっと心配だったけど、試合後のコメント見る限り大事には至って無いようでよかったですわ。来年も期待してますぜ、アーツさん。
とまぁ駆け足でのレビューだったけど、終わってみればシュルトの3連覇だったわけですな。
けど、来年は何とかなりそうよ、この巨人。何かそんな気がした。やっぱみんな良い感じに進化を遂げてるわ。まぁ勿論シュルトもなんだけどさ。
何かシュルトはヒョードルとやるって話も出てるし、今後も話題の中心にいることは確かだねぇ。
どうも「K-1つまんねえ」的意見が飛び交っているようですが、俺は今年のトーナメントも凄く面白かったと思いましたよー。
【準々決勝】
○ジェロム・レ・バンナ (3R判定) チェ・ホンマン●
個人的には『長身相手で決定打が打てないバンナと倒せないホンマン⇒延長へ』と予想。
しかし、2R目までは俺の予想通りに事が進むものの、3R目になってバンナの目の色が一変! 怒涛の攻勢に転じる。
どんどん動きがよくなり、足取りも軽く圧力をかけ続けるバンナに対し、ホンマンは息切れしたのか動きが完全にストップ。結局判定となったものの、ジャッジ3-0(30-29、30-28、30-29)でバンナが文句なしの勝利!!
いやねぇ、個人的にK-1ベテラン勢の中で一番体力の限界を感じつつあったのがバンナやったんよね。けど、ホント、この1戦で全然そんなことねぇんだ!ってバンナに見せつけられた気分でしたわ。フットワークもパンチの威力も、そして何より前に出る姿勢がとっても凄かった。こりゃまだまだいけるわ、このおっさんww
一方でホンマンの方も確実に進歩してる。
ただやはりまだ足りない。中でも、一番足りてないのがスタミナ。折角の恵まれた体格してんのに、フルタイムそれを動かすだけのスタミナが無いんよね。走り込みが足らん。
現有選手の中では唯一シュルトに対抗できる身長があるんだから、もうちょっと頑張って欲しいね。みんな期待してるぞ~。
○セーム・シュルト (3R判定) グラウベ・フェイトーザ●
前予想は『シュルト判定勝ち』。
結果は予想の通りとなったものの、いやいや・・・めっさ良いもん観せてもらいましたよ!
やはりハイライトは第2Rのグラウベのブラジリアンキック一閃!!
見事大巨人・シュルトの顔面を捉え、シュルトの腰がガクッと下がる。恐らく今大会一番の盛り上がりだったんじゃなかろうか。
だ が こ こ か ら が 遠 い !
千載一遇のチャンスとばかりに前に出るグラウベだったが、シュルトはダメージを受けつつも冷静に距離を離し長い手足でグラウベを寄せつけない、そして回復を図ったのだった。
なんつーか、シュルトの強い点はここなんよね・・・恵まれた体格をもち、優れたテクニックを持ち、そして如何なる状況でも冷静に状況を判断し自分の取るべき行動を行える・・・だからマグレじゃこの巨人に勝つことは出来ない、と。強い上にクレバー、う~ん穴が無い。
結局その後は大した見せ場も無く、判定(30-27、30-28、30-27)でグラウベは敗れる。しかし、グラウベは来年以降の期待を大いに持たせてくれる内容だったんじゃないかな。冗談抜きで、コイツはホントこの大巨人を倒す時が来るかもしれん・・・そう感じさせるほどの見事なハイキックでしたわ。いや、天晴れ!!
●バダ・ハリ (3R判定) レミー・ボンヤスキー○
今年度一番の注目株であるバダ・ハリが登場。これまでビッグネームとの対戦が無かっただけに、今回のレミー戦が彼の実力を測る試金石となる。
開始早々から両者激しい攻防を展開、K-1MAX顔負けのスピードで観客の度肝を抜いた。そんな中、手数で押すのはバダ・ハリの方。これには流石にびっくり、コイツ・・・マジでやりおるwwww
しかし後半になると、徐々に動きが落ちてくる・・・レミーがコツコツ与えたローのダメージが蓄積してきていたらしい。いやぁ、こういう戦いってなんかニヤけてくるよね。第3R後半は明らかに失速していた。
判定は微差ながら、でもやはり0-2(29-30、29-29、29-30)でレミーの勝利。
しかし、負けはしたけどバダ・ハリはホンモノだったよ。これは来年以降期待できそうだわ。
○ピーター・アーツ (1R1分29秒KO) 澤屋敷純一●
そして今大会もう一人の期待の新人が澤屋敷。
まぁアーツ相手に勝てはせんだろうとは思っていたけど、ありゃねーわww
開始早々アーツのハイキックをガード・・・と思ったら、何か崩れ落ちよーしwwww
その後何とか立ち上がるも、完全にテンパリ状態・・・最後はロープに追い詰められ右ストレート一閃! 立ち上がれませんでしたw
何だろうね、油断したのか緊張したのか、とにかく試合に入っていけずにふわふわしてたところにいきなり強烈なの喰らって全てぶっ飛んだ感じ?
な~んにも出せずに終わっちゃった。まぁ、彼には良い経験になったんじゃなかろうか、と考える事にしよう。
とりあえず、アーツつえぇぇ~・・・20世紀の頃とはまた違った強さだね。一時期のスランプを乗り越えてよく戻ってきたよ。今のスタイルはどっちかっていうとレイ・セフォーとかマーク・ハントとかに近い気がする・・・のっしのっしと近づいて重い一発をズドン、みたいな。安定感があって、何か負ける気がしないんだよね。この歳になってようやるわw
【準決勝】
●ジェロム・レ・バンナ (2R1分02秒TKO) セーム・シュルト○
この一戦はバンナの男気が光った一戦だった。
開始から攻勢を取ったのはバンナの方、ホンマン戦さながらにシュルト相手に良い感じで攻撃を仕掛け押していく。しかし1R終了間際、シュルトのヒザが入って失速する。
1Rはなんとかこらえたバンナだが、なにやらインターバル中にセコンドと揉めてる・・・マウスピースを吐き捨てセコンドを睨みつけるバンナ。
そのままグダグダの状態で2R開始のゴングが鳴るが、明らかにバンナの動きがおかしい。セコンドはタオルを持っている。そして、シュルトのローで案の定ダウン。が、タオルを投入しようとするセコンドを睨みながら立ち上がるバンナ! セコンドはしばらくタオル投入をためらっていたが、シュルトに向かっていこうとするバンナの後姿をみてついにタオル投入・・・バンナのTKO負けとなった。
どうもすでに怪我してたみたいです。
『最後は自分としてはまだ続けたかったが、セコンドに止められてしまった』
番長・・・アンタほんまもんの漢や。
まぁでも、冗談抜きでバンナは長身相手イケそうやなぁ・・・今度ワンマッチでシュルトとやったら面白そうな気がする。ストップ・ザ・シュルト最有力はバンナかも知れんぜ。
●レミー・ボンヤスキー (3R判定) ピーター・アーツ○
バダ・ハリ戦で消耗してしまったレミーは開始から全然動けず、アーツが一方的な試合。ただアーツもなかなかキッチリ仕留められない。そうこうしてるうちに2R目にレフェリーから2度目の注意を受けたレミーは力の限りの猛攻を展開し、アーツを追い立てる。ノーガード挑発なんかもしてホントにレイ・セフォーさながらの戦いをするアーツだったが、結局判定までもつれ込む。
この試合こそ0-3(29-30、27-30、28-30)で勝ったアーツだったが、やはり消耗は大きかった・・・決勝がシュルト×アーツは予想通りだったんだけど、アーツのこの消耗じゃちょっと結果は見えてたなぁ。逆の立場だったらホントに面白かったんだけどね。
【決勝】
○セーム・シュルト (1R1分49秒KO) ピーター・アーツ●
つっても開始してしばらくは良い勝負、むしろアーツが良い感じだったくらい。
ただ、顔面にいいの貰った時に踏ん張ろうとした足が滑ったらしく、それで膝を痛めてもんどりうってダウン。そのまま立ち上がれませんでしたwwww
まぁちょっと心配だったけど、試合後のコメント見る限り大事には至って無いようでよかったですわ。来年も期待してますぜ、アーツさん。
とまぁ駆け足でのレビューだったけど、終わってみればシュルトの3連覇だったわけですな。
けど、来年は何とかなりそうよ、この巨人。何かそんな気がした。やっぱみんな良い感じに進化を遂げてるわ。まぁ勿論シュルトもなんだけどさ。
何かシュルトはヒョードルとやるって話も出てるし、今後も話題の中心にいることは確かだねぇ。