某大型ネットショッピングサイトの手違いで、発注してからしばらく来なくて、問い合わせて昨日やっとこさ届いたんです。
こちら。
グアルディオラのサッカー哲学
ジュゼッペ・グアルディオラ。言わずと知れた世界最強チームFCバルセロナの伝説的な選手であり現監督。
ビッグチームの監督になることはそれだけでもプレッシャーなのに、彼はなんとトップチームの監督になるのがバルサが初めてというんだから、もはやレベルが違う重圧を背負っていることは容易に想像できます。
就任当時、バルサは2年もの間無冠で、ライバルのレアルマドリーとの差は大きく開いていたのです。
前任のライカールト監督が指揮したチームは、ロナウジーニョ、エトー、デコなど、創造性とスピード、そして破壊力を兼ねそろえた、観ていて本当に素晴らしいサッカーをしてましたね。
ただそれがすべて勝利に結びつくわけではないわけで。
グアルディオラは就任直後に、そのクラブの象徴的な3人を軸としなという、とんでもない発言をします。それだけでも相当勇気のいることなのに、その後も今までのクラブのスタンダードを崩すべく、練習場の移動、食事の仕方、メディアの対応などに大きな規制をしくことになります。
当初は批判の嵐だったらしいですね。しかし、彼の信念は今や世界で認めない人間などいないのです。当然ですよね。1年で6冠というレコードを作っちゃった唯一の監督なわけですから。
クラブはなぜ存在するのか(ミッション)
クラブの目指すべき姿は(ヴィジョン)
その先にある価値は(バリュー)
このクラブの3つの方針を軸に、彼は過去のサッカーの常識をことごとく覆し、唯一無二のサッカーを世界に披露しているバルサ。
そこには彼のあくなき意志が働いているのです。
クラブはクラブだけものではなく、サポーターとすべてのサッカーファンの為にいるわけです。
そのためにはクラブは勝利し
それはすべてのサポーター、ファンに対し歓喜や勇気や知性や興奮を憶えさせたり、商売や社会的取り組みに反映するという価値も存在します。
そしてバルサだけがもたらした一つの誇りは、世界中であのサッカーができるのが、バルサ唯一だということですかね。サッカー界に最高のイノベーションを起こした監督、それがグアルディオラです。
もはやこれはビジネス書ですね。彼の言葉に一つ一つは、サッカーファン以外の心にも届くはずですし、そのすべてが自分の生活や仕事に反映させることができますよ。
まだ読み終えていませんが、思ったより読みやすい文章になっているので、おすすめですよ。
社会に生きているすべての人に読んでほしいです。
ちなみにバルサのサッカーがどこら辺が常識はずれなのか、ということをいくつか述べますと、
ふつうはサッカーは
・速攻がセオリー。相手の守備陣形が確立される前に少ないパスで前線にボールを運び、崩していきます。
・日本代表元監督の岡田さんが言うとおり、ふつうは3~4本という少ないパスでチャンスって生まれることがほとんど。だから一試合の一人の選手のパス数は多くて50~60くらい。
・どのポジションでも走ることを基本とする。だから持久力を必要とする。
以上のことは、過去から進化した形というか、積み重ねてきた結果得られた解答というか、常識的な分野ですよね。
バルサはというと
・基本は遅攻。相手の守備陣形をわざわざ整えさせる。(そうやって中盤から下とFWを分断する意図があるらしい。つまり相手は素早い攻撃を仕掛ける事ことが出来なくなる。)そのため中盤でボールを長く保持。同じ相手とまるでキャッチボールをするかのごとく頻繁にパスを繰り返す。だからシャビ、イニエスタの1試合のパスの数が120を超えることなんてざら。
・アタッキングサード(点を意識するエリアと言えばいいでしょうか)までは攻撃時は人もそれほど動かない。ペナルティエリア内からは細かいポジションチェンジをする。
・守備の時はみんなでダッシュ。(メッシだけは守備を許されているらしい)
・常識はずれのポジションどり。3トップの両翼開きすぎ。サイドバック高く位置取りすぎ。
・流動的過ぎてフォーメーションはあってないようなもの。
・メッシ自体が非常識。
なでしこジャパンがワンタッチパスを華麗に繰り返スタイルを見て、メディアは女版バルサとか報道してましたが、ワンタッチパスで崩していくサッカーは男女関係なく、どの国でも理想だと思います。
でも上の見方をしていくと、ただのワンタッチパスでゲームを作るのがバルサという考えが全然変わりますよ。
あのサッカーは、完全に非常識です。そう思います。
こちら。
グアルディオラのサッカー哲学
ジュゼッペ・グアルディオラ。言わずと知れた世界最強チームFCバルセロナの伝説的な選手であり現監督。
ビッグチームの監督になることはそれだけでもプレッシャーなのに、彼はなんとトップチームの監督になるのがバルサが初めてというんだから、もはやレベルが違う重圧を背負っていることは容易に想像できます。
就任当時、バルサは2年もの間無冠で、ライバルのレアルマドリーとの差は大きく開いていたのです。
前任のライカールト監督が指揮したチームは、ロナウジーニョ、エトー、デコなど、創造性とスピード、そして破壊力を兼ねそろえた、観ていて本当に素晴らしいサッカーをしてましたね。
ただそれがすべて勝利に結びつくわけではないわけで。
グアルディオラは就任直後に、そのクラブの象徴的な3人を軸としなという、とんでもない発言をします。それだけでも相当勇気のいることなのに、その後も今までのクラブのスタンダードを崩すべく、練習場の移動、食事の仕方、メディアの対応などに大きな規制をしくことになります。
当初は批判の嵐だったらしいですね。しかし、彼の信念は今や世界で認めない人間などいないのです。当然ですよね。1年で6冠というレコードを作っちゃった唯一の監督なわけですから。
クラブはなぜ存在するのか(ミッション)
クラブの目指すべき姿は(ヴィジョン)
その先にある価値は(バリュー)
このクラブの3つの方針を軸に、彼は過去のサッカーの常識をことごとく覆し、唯一無二のサッカーを世界に披露しているバルサ。
そこには彼のあくなき意志が働いているのです。
クラブはクラブだけものではなく、サポーターとすべてのサッカーファンの為にいるわけです。
そのためにはクラブは勝利し
それはすべてのサポーター、ファンに対し歓喜や勇気や知性や興奮を憶えさせたり、商売や社会的取り組みに反映するという価値も存在します。
そしてバルサだけがもたらした一つの誇りは、世界中であのサッカーができるのが、バルサ唯一だということですかね。サッカー界に最高のイノベーションを起こした監督、それがグアルディオラです。
もはやこれはビジネス書ですね。彼の言葉に一つ一つは、サッカーファン以外の心にも届くはずですし、そのすべてが自分の生活や仕事に反映させることができますよ。
まだ読み終えていませんが、思ったより読みやすい文章になっているので、おすすめですよ。
社会に生きているすべての人に読んでほしいです。
ちなみにバルサのサッカーがどこら辺が常識はずれなのか、ということをいくつか述べますと、
ふつうはサッカーは
・速攻がセオリー。相手の守備陣形が確立される前に少ないパスで前線にボールを運び、崩していきます。
・日本代表元監督の岡田さんが言うとおり、ふつうは3~4本という少ないパスでチャンスって生まれることがほとんど。だから一試合の一人の選手のパス数は多くて50~60くらい。
・どのポジションでも走ることを基本とする。だから持久力を必要とする。
以上のことは、過去から進化した形というか、積み重ねてきた結果得られた解答というか、常識的な分野ですよね。
バルサはというと
・基本は遅攻。相手の守備陣形をわざわざ整えさせる。(そうやって中盤から下とFWを分断する意図があるらしい。つまり相手は素早い攻撃を仕掛ける事ことが出来なくなる。)そのため中盤でボールを長く保持。同じ相手とまるでキャッチボールをするかのごとく頻繁にパスを繰り返す。だからシャビ、イニエスタの1試合のパスの数が120を超えることなんてざら。
・アタッキングサード(点を意識するエリアと言えばいいでしょうか)までは攻撃時は人もそれほど動かない。ペナルティエリア内からは細かいポジションチェンジをする。
・守備の時はみんなでダッシュ。(メッシだけは守備を許されているらしい)
・常識はずれのポジションどり。3トップの両翼開きすぎ。サイドバック高く位置取りすぎ。
・流動的過ぎてフォーメーションはあってないようなもの。
・メッシ自体が非常識。
なでしこジャパンがワンタッチパスを華麗に繰り返スタイルを見て、メディアは女版バルサとか報道してましたが、ワンタッチパスで崩していくサッカーは男女関係なく、どの国でも理想だと思います。
でも上の見方をしていくと、ただのワンタッチパスでゲームを作るのがバルサという考えが全然変わりますよ。
あのサッカーは、完全に非常識です。そう思います。