オシムジャパン初戦は2-0の勝利。
古井戸サントスが2得点。彼はやっぱりDFではなかったって事か。
しかし、選考から予想通りというか
小野が漏れ変わりに、これでもかというくらい走れる選手を入れてきましたな。
しかし、どこのサポもマスコミもものすごい賛辞。サッカーの内容にもとてもポジティブな発言ばかり。
やれ「パス回しがすごい」「明確な意図がある」「敵を翻弄した」
オレはそこまで「この試合に感動できたか?」って聞きたい。
みんなむしろジーコに対してのあてつけとしていってないか?としか思えなかった。
はっきりいってまだまだだったぞ。パスの正確性も、走りこむタイミングも、カバーもスペース確保もはっきり言って
ジェフのがすごい!!代表とジェフが試合したときの勝敗は別としてさ。
あの試合だけをを見て、このチームを手放しで賞賛できる人間は、目が節穴か超の付く玄人か、どっちかだと思うね。俺はあの試合だけでは、喜ばず失望もせずってとこか。
はっきり言ってオシムが作る代表のすごさってのはこんなもんじゃない。
オシムフィーバーといえよう盛り上がりの中、盲目的にジーコジャパンを批判する人間には、オシムのすごさは絶対分からないと思う。そういう奴に限って、この4年間を検証しない協会を批判しているサポーターだったりするが(まあオレも一理あると思うけど)、盲目的にオシムを知将だからと拝める事は、実は自分達が批判している協会と全く同じ事をしている。それをを気づいていない!!
オレはジーコは選手としては超器用だったが、監督としては
不器用だったんだと思う。無能だったのではなくて。(この意味分かるかな?)つまりオレが言いたいのは、オシムは監督として超器用な人だと思う。例えばあの「複数色のビブス」のような難解な練習も、実は戦術的練習と共にモチベーション維持にもつながっていると思う。さすが元数学者。
彼を書いた
オシムの言葉という書籍があります。
ジェフ就任時の地獄の特訓風景や、選手達と信頼が生まれていく過程、またボスニア紛争に巻き込まれた悲劇のユーゴ代表監督時代の選手とのさまざまなやりきれない思いや、民族を超えたオシムの愛情が書かれています。
サッカーに全く興味のない人でもこの本はお勧め。現在、本当に売れてるんだそうです。(この本、普通に感動します。全てが真実です)
ちなみに、彼は過度な期待や過信を心底嫌います。就任時に、「日本は決して強くない。W杯で優勝したいと思うなら他の監督を雇え」と言い放ったでしょ?
でも、彼がこういう言葉を放つたびに、
サポーターはますます期待しちゃうんだけどね。
イビチャ オシム
彼は監督としてだけでなく、人間として尊敬できる人です。