「風邪ね。」
「風邪だな。」
「風邪じゃな。」
「風邪ですわね。」
「そ、そんなみんなでいわなくても…」
「というわけで、今日は学校休みなさい。大ちゃん」
「ええ!?このくらいなら大丈夫だよ。それに今日は…」
「ダーメ。休んでないと、夜に差し支えるでしょ?」
「…学校は休んでも、怪盗は休んじゃダメなんだ…」
「当然でしょう?うちはそういう家系なんだから」
「…じいちゃん…」
「わっ、わしにいうても何にもならんぞっ」
「はぁ…、今日は学校休むよ…」
(というより、強制だけどね…ははは)
「で、なーんで今日は休みたくなかったんだ?」
「何でって…」
「熱は少し高い程度でも…頭痛はしてるんじゃねーの?」
「あ、わかった?」
「わかった?じゃ、ねーだろ…」
「今日は…休みたくなかった…な…」
「おいおい、話しながら寝たのかよ…」
「丹羽くん…?あ、寝てたのか。」
「寝てるときに来たのはまずかったかな…。」
「普段は困ったような笑い顔が多いのに…。」
「って、私はなにやって…」
「…梨紅…さん…?」
「あ、ごめん、起こしちゃったね。」
「ううん、それより、ごめん!僕の方こそ…」
(梨紅さんが来てくれてたのに!寝ちゃってたなんて…!!)
「大丈夫?顔が紅い…」
「だ、大丈夫!何でもない、何でもないから!!」
「あ、ごめん!今日休んでるんだもんね、大丈夫なわけ…」
「平気だよ、もう起きあがれるしさ。」
「よかった。あ、今日家庭科で作ったんだ。」
「元気になったら、食べて…」
「ありがとう。」
「ホントに、元気になってから食べてね!あ、味の保証はできないけど…、って何で今食べてるの!?」
「え!?だめだった??」
「そ、そんなことはないけど…。病気悪化したら困るし…」
「大丈夫だよ。おいしいよ。」
「そ、それなら、よかった…ケド…」
「あ、あの!」
「り、梨紅さんからいっていいよ。」
「う、ううん!丹羽くんがいって!」
「じゃ、せーのでいおう。」
「うん、せーの!」
「元気になったら一緒にピクニックに行こう!」
「え?」
「え…?」
「やだ、二人とも同じこと考えてたんだ。」
「そうみたいだね。あはは。」
「ちゃんと、早く風邪、治してよね。」
「うん、ピクニックに行くためにね。」
「風邪だな。」
「風邪じゃな。」
「風邪ですわね。」
「そ、そんなみんなでいわなくても…」
「というわけで、今日は学校休みなさい。大ちゃん」
「ええ!?このくらいなら大丈夫だよ。それに今日は…」
「ダーメ。休んでないと、夜に差し支えるでしょ?」
「…学校は休んでも、怪盗は休んじゃダメなんだ…」
「当然でしょう?うちはそういう家系なんだから」
「…じいちゃん…」
「わっ、わしにいうても何にもならんぞっ」
「はぁ…、今日は学校休むよ…」
(というより、強制だけどね…ははは)
「で、なーんで今日は休みたくなかったんだ?」
「何でって…」
「熱は少し高い程度でも…頭痛はしてるんじゃねーの?」
「あ、わかった?」
「わかった?じゃ、ねーだろ…」
「今日は…休みたくなかった…な…」
「おいおい、話しながら寝たのかよ…」
「丹羽くん…?あ、寝てたのか。」
「寝てるときに来たのはまずかったかな…。」
「普段は困ったような笑い顔が多いのに…。」
「って、私はなにやって…」
「…梨紅…さん…?」
「あ、ごめん、起こしちゃったね。」
「ううん、それより、ごめん!僕の方こそ…」
(梨紅さんが来てくれてたのに!寝ちゃってたなんて…!!)
「大丈夫?顔が紅い…」
「だ、大丈夫!何でもない、何でもないから!!」
「あ、ごめん!今日休んでるんだもんね、大丈夫なわけ…」
「平気だよ、もう起きあがれるしさ。」
「よかった。あ、今日家庭科で作ったんだ。」
「元気になったら、食べて…」
「ありがとう。」
「ホントに、元気になってから食べてね!あ、味の保証はできないけど…、って何で今食べてるの!?」
「え!?だめだった??」
「そ、そんなことはないけど…。病気悪化したら困るし…」
「大丈夫だよ。おいしいよ。」
「そ、それなら、よかった…ケド…」
「あ、あの!」
「り、梨紅さんからいっていいよ。」
「う、ううん!丹羽くんがいって!」
「じゃ、せーのでいおう。」
「うん、せーの!」
「元気になったら一緒にピクニックに行こう!」
「え?」
「え…?」
「やだ、二人とも同じこと考えてたんだ。」
「そうみたいだね。あはは。」
「ちゃんと、早く風邪、治してよね。」
「うん、ピクニックに行くためにね。」