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風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

つまみ枝豆 77号

2007年05月14日 15時25分06秒 | 随想
夏に枝豆のつまみで、よく冷えた生ビールを飲もうと思い、自宅の庭の四畳半農場に枝豆の種を植えた。毎朝、水をやり成長を楽しみにしていた。やっと芽が出て、前にも増して、心を込めて、水遣りをした。ところがある朝、農場に行くと、頭が無く、もやし状の茎が散らばっている。いろいろ思案・推察した結論は「鳥が食べた」にたどり着いた。早春には、目白・ヒヨドリ・雀・ヒワや姿は確認できないが鶯の声を聞いた。 これだけの . . . 本文を読む

鶏卵問答 

2007年05月14日 13時44分00秒 | 随想
古典的な永遠の疑問がある。朝食でスクランブルエッグ・目玉焼き・プレーンオムレツを食べる。夜には居酒屋で焼き鳥を食べる。朝に食べるから卵が最初なのだろうか。夜に食べるから鶏が後なのか。この世に最初にあったのは卵なのか、はたまた鶏が最初にいたのか?世間で言うところの鶏卵問答である。太陽についても、朝日が先なの後なの?夕陽が後なの先なの?朝日を見たから夕陽があるのか、夕陽を見たから朝日があるのだろうか? . . . 本文を読む

梨の摘果で大きく育つ 

2007年05月12日 08時03分25秒 | ワーキングホリデー飯田
5月8日から4日間、飯田市ワーキングホリディに参加した。通算で8回目である。昨年の初体験以来、丁度一年経過した。五月晴れの快晴の下、梨の摘果の作業である。一箇所に数個ある実を一つにする簡単な終日の根気仕事で素人でも出来る。将来より大きな実に成った段階で、農家が最終摘果をして、8月には収穫である。最終摘果は将来の成長具合を総合的に予測して間引くことで、経験の必要な専門技術である。 美味で、形がよく . . . 本文を読む

やはり野に置け蓮華草 75号

2007年05月07日 08時51分05秒 | 随想
人を大別すると、攻撃型人間と守備型人間がいる。「攻撃は最高の防御」であると考える人と、「負けるが勝ち」あるいは「損して得取れ」という思想の人である。漫才でいえば「ツッコミ役」と「ボケ役」である。野球なら打者牽引型と投手守備主役型である。列車なら機関車牽引と電車分散動力である。ギャンブルなら大穴志向と銀行レース志向である。 攻撃型人間主導となると、活気が有り、華やかであるが弱肉強食になりがちである . . . 本文を読む

眼鏡紛失大捜索 74号

2007年05月06日 10時31分06秒 | 随想
休日の朝、起床して恒例のパソコンメールをチェックして、ブログの記述を終了した。庭の枝豆の成長具合を観察する為に、遠近両用眼鏡を探した。見つからない。昨晩は焼酎の深酒で酔っ払って寝てしまったのである。過去の映像を思い出し、行きそうな所を徹底的に探した。整理整頓して、いらない物を捨てて、家の中が随分奇麗になった。 以前には、箪笥の下着を収納してある引き出しのパンツの上で発見した経験がある。なんでそんな . . . 本文を読む

土産物東京大学 73号

2007年05月06日 09時02分56秒 | 随想
最近、東京に旅した三男坊から土産物をもらった。上野の有名洋菓子屋のゴーフルである。中元や歳暮に贈答品として喜ばれる高級洋菓子である。しかし化粧缶には、メーカー名・商品名のデザインは無いのである。裏のシールで得た知識である。 デザインは何と「東京大学THE UNIVERSITY OF TOKYO」の文字と学章である「いちょうの葉」なのである。青年の頃「象牙の塔」といわれ、平凡な人間は近寄りがたい存在 . . . 本文を読む

名物 72号

2007年05月03日 09時38分40秒 | 随想
落語「目黒の秋刀魚」を聞いて、その土地の名物が出来る理由がわかったのである。秋刀魚は宮城県女川漁港や気仙沼漁港・千葉県銚子漁港など水揚げ漁港の近くが鮮度も良く、美味い筈であると思うのが常識である。何故、殿様は 東京目黒の爺が茶屋のような海から遠い内陸の秋刀魚が美味と言うのだろう。頭で考え過ぎて、こねくり返す調理法より、素材のよさを素直に出す簡単な・素朴な料理とやはり空腹が最高の調味料である。 夏に . . . 本文を読む

夜間飛行 71号

2007年05月02日 16時45分28秒 | 随想
内田幹樹の「機長からアナウンス(原書房)」を古本屋でみつけ、面白く読んだ。109頁に衝撃的な記述を発見した。冬空の雪雲が重く垂れ込めた日の、ジェット旅客機の雲上夜間飛行の光景描写である。 「関西空港から仙台へ向かって雲の上を飛んでいた時のことである。雲がぼんやり光って、あの下あたりが名古屋であることがわかる。その灯りを最期に、これから先は日本アルプスに入っていくために真っ暗になるはずだった。とこ . . . 本文を読む