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風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

本能寺に敵がいる 323号

2008年07月20日 11時18分13秒 | 随想
高度情報化社会の情報源はパソコンインターネットである。家族の構成員が全員所有している。プライバシー保護の観点で必要である。

一つの外部回線を家庭内無線LAN(ローカルエリアネットワーク)で分岐し、タイムシェアリングして各人が利用する。自宅内を電波が複雑に飛び交っている。

パソコンはハードの機械に、ソフトウエアを記憶することで様々な情報処理が可能になる複雑で多能な電化製品である。故障すると修復する為の手間は大変である。人間が健康を害し治療するのと同じである。病院で長時間待たされ、症状を告げると、別の医師を紹介される。パソコンも同様であるが、健康保険が通用しない。

パソコンの本体、各部品をコントロールする為の基本ソフト(0S)、基本応用ソフトであるウインドウズXP、エクセル・ワードの実用ソフト。外部に繋ぐインターネット回線、家庭内無線LAN。外部から進入するウイルスによる破壊など。パソコン不調の原因は多岐に亘り、原因究明は至難である。

以前に故障し、メーカーに修理依頼した経験がある。時間と経費を費やした。マザーボードに不具合が発見され交換し高額の対価を支払った怨念がある。

梅雨開けの猛暑の休日に、再びインターネットが不調に成った。前回の故障の残像がメーカーに電話させる。診断の結果、原因は本体及びOSなどソフトウエアに問題ないことが判明した。

明智光秀が本能寺の織田信長を襲撃して自害に追い込んだ原因が、琵琶湖の鮒寿司の不都合を居並ぶ家来の前で罵倒された怨念であった。残像による先入観は人間を狂気にさせる。信長激怒の原因は、鮒寿司が大好物の光秀が雌の上物を独り占めにして、卵の無い雄を献上したからでる。信長の怒りは正当だった。

回線会社にもプロバイダーにも非はなかった。原因は家庭内LANを分岐させる安価な部品の破損だった。私も明智光秀同様に過去の怨念で本当の敵を見失い、本能寺を責めた様であるが、大メーカーは自己破産することは無かった。めでたしめでたし。

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