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風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

民主主義はリンカーン 524号

2009年04月27日 07時09分26秒 | 随想
世襲制は水稲栽培の農業を守る為、職人の業の継承、伝統文化の保存、日本人の心を保守する制度・家父長制の名残であるが、戦後日本では、西洋民主主義によって脇役にされた。人間集団の制度には、善悪の二面性がある。

農耕民族の結束を保守せず、物欲狩猟国に変革した保守政治の世界に世襲の弊害が厳然と残っていることを保守政治家が指摘する。言わば、夫婦喧嘩で、犬も食わぬのである。

道を歩けば社長にぶつかる昔の日本、近代日本はサラリーマンと肩を触れ合う。家業が有るから世襲制が必然だった。

優れた才能の遺伝子は、子には半分しかない。落ちこぼれの能力も半分に薄められる。子は男と女の遺伝子の混合物である。本人の心掛け次第で如何様にもなる。それを許すのが、真の民主主義である。

そもそも優秀・劣等の価値判断は時の流れと共にくるくる変わる。諸行無常である。

お釈迦様から迦葉尊者への仏法の世襲は、花を見せて、微笑んだからである(拈華微笑)。

迦葉二祖から阿難三祖へは、名前を呼んで、ハイと答えたからである(迦葉刹竿)。

政治家の地盤・看板・鞄のみが伝わり、政治理念や哲学がお留守になるなら、淘汰されるのが自然である。政治は家業では決してない。

government of the people, by the people, for the people

人民の人民による人民のための政治。古き良きアメリカの政治である。

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