駅なら鉄道だろうが、石油文明の寵児・自動車社会では道の駅が増殖し、鉄道駅は衰退する。
宗谷本線を特急宗谷のグリーン席で稚内駅に降りたら、そこは道の駅だった。将来鉄道が廃線になったら乗合自動車の駅になるのだろう。
四国霊場八十八所を乗用車で巡拝した時、発心の道場・阿波最後の23番霊場・薬王寺の門前の道の駅・日和佐は牟岐線の日和佐駅前だった。
青春18きっぷで山陰線餘部駅で下車すると遥か下方の駅前に道の駅・あまるべ、道の駅から鉄道駅を眺めると空の駅である。
岡崎城に近い東海道の駅であった藤川宿には名鉄名古屋本線藤川駅前に国道1号の道の駅・藤川宿が有り、甲子園出場の愛産大三河高校の球児が乗降する。
高齢化社会、運転免許返納者が急増すれば、道の駅は衰退し鉄道駅が復権するだろうが両者が共存するなら消滅する心配はない。