大相撲名古屋場所五日目を観戦した。
稀勢の里が勢に負け、遠藤が休場など力士の消息にはとんと関心が無い。
裏方の行司や呼出の所作や立ち居振舞いに目が向き、美しいと思う。
ひねくれ者、すね者、へそ曲がり、天邪鬼として世間から疎まれる偏屈者の論理だろうか。
独活の大木として世間から白い目で見られる大男が居場所を確保できる相撲界。
陰で支える行司・呼出の奉公精神が無ければ存続不可能な村社会、独断と偏見で国民を虐げる公僕たる代議士に爪の垢を煎じて飲ませれば、真面な政治を志向するだろう。
究極の聖職者を相撲界で発見した。