山形新幹線米沢−福島間のトンネル内で、新庄発東京行きつばさ158号がクマとみられる動物と衝突し、緊急停車した。乗客117人にけがはなかった。
つばさは奥羽線赤岩駅まで徐行運転し、車両点検後の同9時20分ごろ、運転を再開した。衝突地点に動物は見つからず、逃げたとみられる。
乗客定員は394人だから乗車率は30%。
山形新幹線の開業前は赤岩、板谷、峠、大沢の四駅連続スイッチバックで有名であったが、新幹線運転の為の改軌工事が施され、四駅ともスイッチバックが撤去され現在の形となった。大馬力の電車が電気を浪費して急坂を駆け上る。
山岳地帯の難所、熊の縄張りに人間が入り込んだのである。
熊の命を救い、赤池駅は無人駅だから運転士が車両点検したのだろう。大活躍ご苦労さん。