今月始めに飯田市の果樹農家に手伝いに行った。
名古屋鉄道の東岡崎駅から運賃のみで乗れる特急電車で豊橋に行き、飯田線の普通電車に約4時間乗車して桜町駅まで行った。
JRきっぷは事前に購入済みだったが、名鉄は電子マネーのマナカで乗車した。名鉄と飯田線の豊橋駅は同じホームから発着する。理由はそれぞれの単線を共用することで複線化している為である。マナカを精算しなくてもJR電車に乗車が可能、精算を失念すると名鉄の無賃乗車の犯罪者になるのだろうか。
12日目に手伝いを無事終え、湯谷温泉で湯治客になるべく無人駅の元善光寺駅から電車に乗り込んだ。
好奇心が平岡駅での途中下車を発想させ、車掌に仔細を述べ湯谷温泉までの乗車券を所望したが断られた。理由は距離が不足している。片道100キロまでは途中下車を拒否する鉄道会社の規則がある。
元善光寺から湯谷温泉まで95.8キロ、1850円。結局、元善光寺から平岡まで760円、平岡から湯谷温泉まで1140円、2枚のきっぷが必要、50円の損失。平日は何もない田舎駅周辺を3時間20分程散策して時間を潰した。
大都会の複雑な交通網に対する知能犯の不正乗車防止の規則を過疎化が進み閑古鳥が飛び交う地方鉄道に適用するのは如何なものかと思う。