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風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

上品・下品の無き世界

2022年01月24日 09時47分44秒 | 随想

おかまいり(岡崎三六地蔵)なるスタンプラリーの台紙にすべてのスタンプを満たした。

22番は厭離穢土欣求浄土の大樹寺の近くの極楽寺九品院(荒井山)で境内は落ち葉・雑草は皆無で、ちょうど樹木の剪定で庭師が多数作業し荘厳な雰囲気が満ちていた。

九品とは浄土教で極楽往生の際の九つの階位を表しており、人の往生には上品・中品・下品があり、さらにそれぞれの下位に上生・中生・下生とがあり、合計九ランクの往生があるという考え方、法然上人の浄土宗はこの階級制を認めるが、親鸞聖人の浄土真宗では、法然を七高僧の第七祖の源空として尊敬するが、九品は存在せず、万人等しく阿弥陀仏の計らいで極楽往生し、自力の入り込む余地がないから絶対他力と言われる。

阿弥陀仏の本願にお任せするなら生後の一大事は解決するのだろう。命尽きたら何処へ行く、西方極楽浄土に招かれる。有難い事だ。

老人は下品下生の最低の人間であるが阿弥陀仏はそんな些細な人間の決めた階級に頓着しない。極楽浄土は格差無き絶対平等と信じる。

写真は境内の大王松、剪定待ちで間もなく散髪。


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