青春時代は青春18切符による旅の計画立案に忙殺されたが、7月に発売になる切符よりも、写真で旅を回顧することに心が向う。
心身ともに老け込んだ事を実感する今日此の頃、それじゃだめじゃん、笑点の春風亭昇太。
鉄道会社のご好意の格安切符を無駄にする、鉄道愛好家として許されざる行為なのだ。
旅には題目が必要だ。
強者が弱者を虐める風潮が蔓延する世間、弱者に寄り添う金子みすゞの故郷・仙崎で心癒やされたい。
新幹線なら数時間のところを普通列車に揺られる十数時間の過酷旅は、自分で自分を虐める老人の禅的発想の修行なのだ。