一級河川・矢作川本流最上流部に建設された矢作ダムに土砂が堆積し、洪水調節、不特定利水、かんがい、上水道供給、工業用水道供給、水力発電に障害が発生する心配がある。
三河湾の干潟の環境が悪化してアサリの収穫量が激減している。
愛知県水産試験場が試験的に矢作ダムの堆積砂を約六十キロ離れた蒲郡市沿岸の三河湾の干潟に運び厚さ41センチに敷き詰め3年間待ったらアサリが大量に増殖した。
ダムの機能復活とアサリ復活の一石二鳥の良案で地方創生の起死回生策の研究と思うが、然うは問屋が卸さない。
県の研究成果を国に実現の要請すると、ダムは国交省、アサリは農水省の縦割り行政の岩盤規制があるから穴を開けるのは至難だろう。