風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

ガスーの演説

2020年10月27日 10時02分23秒 | 随想

私は雪深い秋田の農家に生まれ、地縁血縁のない横浜で、まさにゼロから政治の世界に飛び込んだ。秋田県の高校を卒業後に上京し、横浜市議を経て宰相にまで上り詰めた菅首相。だから政治目標の原点は「活力ある地方をつくる」と述べる。

なんか奇妙な感じがするのである。

活力ある地方を作ると言う人間が、故郷を捨てて大都市に出て立身出世したら活力ある地方をつくる事が出来るのだろうか。故郷秋田県の為に尽力したら、投票権のある地元横浜の人は賛同し票が伸びるのだろうか。

今太閤と言われた田中角栄は地縁血縁のある新潟県を選挙区とし、その地方代表として我田引水ではあるが活力ある地方をつくった。

安倍前総理は東京が活動拠点、山口の選挙区の民に「活力ある地方をつくる」は血税を横領し新宿御苑で「桜を見る会」の催行だった。

「活力ある地方をつくる」と言うことは「故郷を捨て大都会に出る」と同義語なのだろうか。

秋田も山口も国土防衛のイージス・アショアを断念させたのは不思議な民意ではある。


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