京浜急行電鉄でホームに車掌を置き去りにしたまま普通電車を発車させる事件があった。駅に残された車掌は約700メートル離れた次駅まで線路沿いの道路を走って追いつき、電車は約5分遅れで発車した。
車掌がドアを閉め、出発の合図ブザーを押した直後に手にしていたワイヤレスマイクをホームに落とした。マイクを拾う為にホームに降りたところ、運転士は気づかずに電車を発車させた。
次駅でドアが開かないので、異変に気付いた運転士が車掌がいるはずの最後尾を確認したところ、置き去りにしたことが判明、運転士がドアを開けたという。電車を走って追いかけている車掌が到着するのを待ち、運転を再開。最終電車のために後続に遅れはなかった。
ワイヤレスマイクにした会社が悪い、ワンマン運行にすれば良かった。会社は事件を正直に報告した運転手と車掌を表彰すべきだろう。