マイ ポエム

私の詩と写真を載せています

第二詩集「風に恋して」 窓 より 1

2009-09-06 15:45:06 | Weblog
 出会い


窓は切り取られた空間だろうか
詩というものがなかったとき
それはたしかにある遮り
ある息抜き
風と雨がしみてくる
幾何学的な隙間

しかし窓は今 君と僕との
光る通路
生活の接点
君の広い囁き
私の憧れの眼
まだ生まれてこない
無言の風のふるさと

 

散歩道


窓の顔の中には
その家の街路への挨拶があり
そばを通ると 窓に
住んでいる人の心が写る

一つひとつの窓を訪れてみたいのは
街路樹だけではないだろう
たとえ カーテンがとざされていても
私はそこに明日かおるのを感じてしまう

最新の画像もっと見る