おうみ
幼い頃 父と母に連れられて
琵琶湖へはよく来た
なぜかいつも夕方か夜の浜辺で
若い叔父もいつも一緒だった
隣家のモダンな娘さんを
誘ってのちょっとした遠出だった
母は二人を合わせたかったのだと思う
あの戦争さえなければ
そこは二人の合う身の里となっていただろう
湖は今も 私の淡い海のままだ
あなたであったらいいのに
今朝は 五時前に 目が覚めました
私の枕元の 東の窓の外で
太陽が朝を広げて
待っていました
一日の始まりが
こんなに光っているなんて
喜びたいのです そして
秘かな期待が生まれてきます
ああ 私のそばにたたずんで
待ってくれる人がいて
微笑みで 起こしてくれるのが
あなたであったらいいのに
幼い頃 父と母に連れられて
琵琶湖へはよく来た
なぜかいつも夕方か夜の浜辺で
若い叔父もいつも一緒だった
隣家のモダンな娘さんを
誘ってのちょっとした遠出だった
母は二人を合わせたかったのだと思う
あの戦争さえなければ
そこは二人の合う身の里となっていただろう
湖は今も 私の淡い海のままだ
あなたであったらいいのに
今朝は 五時前に 目が覚めました
私の枕元の 東の窓の外で
太陽が朝を広げて
待っていました
一日の始まりが
こんなに光っているなんて
喜びたいのです そして
秘かな期待が生まれてきます
ああ 私のそばにたたずんで
待ってくれる人がいて
微笑みで 起こしてくれるのが
あなたであったらいいのに