愛媛vs鹿児島
愛媛5-4-1システム(可変システム)
【フォーメーション】
GK辻
右WBパク
右CB尾崎
CB森下
左CB小川
左WB今野
ボランチMF深澤
ボランチMF石渡
右シャドー曽根田
左シャドー松田
CFベン
J2リーグ第35節愛媛0VS4鹿児島で敗戦する。
本日11月13日(水)現在に於いては通常のリーグ戦は終了しているので愛媛FCについて振り返ってみたい。
『課題・守備の強度(インテンシティ)不足』
①寄せの遅さ(寄せきれない)
上記の鹿児島戦での1失点目について振り返ってみたい。
鹿児島の選手が中盤後方から攻撃参加し、左側方から出されたパスを1トラップしシュートを決めた。この愛媛の失点の直接的原因はシュートブロックに行けなかった事である。予測の甘さから来るポジショニングの悪さ、寄せの遅さ、寄せきれない事が失点の原因である。
ただ、この失点の直前には微妙な伏線があった。この時、愛媛は5-4-1システムの守備ブロックを形成していた。
鹿児島の最前線には、愛媛右CB尾崎の対面にFWが1人ポジショニングしていた。その直前に鹿児島の最終ディフェンスラインが一度右サイドにショートパスを送り、戻されたボールを中央で二度つなぎ、左サイドへ少し長めのサイドチェンジのボールが送られた。この位置が愛媛右シャドーの後方でボランチの脇のスペースで右のウイングバックの前方といった非常に使われたら嫌な間(あいだ)のスペースにボールが送られてしまった。愛媛の右のウイングバックのパクが前進して良く対応していたが、この時に左サイドに張った鹿児島のボールホルダーとパクの内側を縦に攻撃参加してきた鹿児島の選手がいた。これにより背後にボールを出される事を警戒したパクは一瞬足が止まり、右シャドーの曽根田も少しついていく格好となってしまった。この鹿児島の選手のフリーランニングによって愛媛の最終ディフェンスラインは少し下げさせられた格好となった。(バイタルエリアの位置が下がり広くなる)又、一瞬の間(ま)を利用して、左サイドに起点を作られ、そのサイドの選手に中側にドリブルされアシストのラストパスを出されてしまった。
『総括』
この局面に於いては、フリーランニングを仕掛けられていたが、ボールホルダーに対してはパクと曽根田の2名で対応している形となっていたので何とかボールを奪いきって欲しかった。
ボランチについては、もっとバイタルエリアを守護する意識を強く持つ。CBの負担を軽くする意識を強く持ち実践しなければならない。
結び。
各選手個別に見ると一概に言えないが、総体的に見ると寄せきれない事、寄せの遅さが相手に決定的機会を創出され、ボールを奪えないボール奪取力の低さが数々の失点を招いたと言える。それが今季の現状である。
今季の順位は17位であるが、前半戦で稼いだ勝ち点のアドバンテージが無ければ降格していたかもしれない。
21年に降格が決まった事、今季は残留争いをしてしまった事を忘れてはならない。
攻撃的志向を持つ事は大切な事だが、壊滅的に弱いこの守備力の問題を早急に対策しなければ、来季は今季以上の苦戦、失点する事が懸念される。堅実なチーム作り、攻守、特に守備の強度を上げる計算の出来る補強をする事が生命線なので補強の成功を痛切に願う。
今季の17位という順位、残留争いをした経緯を『糧』に来季もJ2残留を継続してもらいたい。
愛媛FCの来季の飛躍を心から切望する。
愛媛5-4-1システム(可変システム)
【フォーメーション】
GK辻
右WBパク
右CB尾崎
CB森下
左CB小川
左WB今野
ボランチMF深澤
ボランチMF石渡
右シャドー曽根田
左シャドー松田
CFベン
J2リーグ第35節愛媛0VS4鹿児島で敗戦する。
本日11月13日(水)現在に於いては通常のリーグ戦は終了しているので愛媛FCについて振り返ってみたい。
『課題・守備の強度(インテンシティ)不足』
①寄せの遅さ(寄せきれない)
上記の鹿児島戦での1失点目について振り返ってみたい。
鹿児島の選手が中盤後方から攻撃参加し、左側方から出されたパスを1トラップしシュートを決めた。この愛媛の失点の直接的原因はシュートブロックに行けなかった事である。予測の甘さから来るポジショニングの悪さ、寄せの遅さ、寄せきれない事が失点の原因である。
ただ、この失点の直前には微妙な伏線があった。この時、愛媛は5-4-1システムの守備ブロックを形成していた。
鹿児島の最前線には、愛媛右CB尾崎の対面にFWが1人ポジショニングしていた。その直前に鹿児島の最終ディフェンスラインが一度右サイドにショートパスを送り、戻されたボールを中央で二度つなぎ、左サイドへ少し長めのサイドチェンジのボールが送られた。この位置が愛媛右シャドーの後方でボランチの脇のスペースで右のウイングバックの前方といった非常に使われたら嫌な間(あいだ)のスペースにボールが送られてしまった。愛媛の右のウイングバックのパクが前進して良く対応していたが、この時に左サイドに張った鹿児島のボールホルダーとパクの内側を縦に攻撃参加してきた鹿児島の選手がいた。これにより背後にボールを出される事を警戒したパクは一瞬足が止まり、右シャドーの曽根田も少しついていく格好となってしまった。この鹿児島の選手のフリーランニングによって愛媛の最終ディフェンスラインは少し下げさせられた格好となった。(バイタルエリアの位置が下がり広くなる)又、一瞬の間(ま)を利用して、左サイドに起点を作られ、そのサイドの選手に中側にドリブルされアシストのラストパスを出されてしまった。
『総括』
この局面に於いては、フリーランニングを仕掛けられていたが、ボールホルダーに対してはパクと曽根田の2名で対応している形となっていたので何とかボールを奪いきって欲しかった。
ボランチについては、もっとバイタルエリアを守護する意識を強く持つ。CBの負担を軽くする意識を強く持ち実践しなければならない。
結び。
各選手個別に見ると一概に言えないが、総体的に見ると寄せきれない事、寄せの遅さが相手に決定的機会を創出され、ボールを奪えないボール奪取力の低さが数々の失点を招いたと言える。それが今季の現状である。
今季の順位は17位であるが、前半戦で稼いだ勝ち点のアドバンテージが無ければ降格していたかもしれない。
21年に降格が決まった事、今季は残留争いをしてしまった事を忘れてはならない。
攻撃的志向を持つ事は大切な事だが、壊滅的に弱いこの守備力の問題を早急に対策しなければ、来季は今季以上の苦戦、失点する事が懸念される。堅実なチーム作り、攻守、特に守備の強度を上げる計算の出来る補強をする事が生命線なので補強の成功を痛切に願う。
今季の17位という順位、残留争いをした経緯を『糧』に来季もJ2残留を継続してもらいたい。
愛媛FCの来季の飛躍を心から切望する。
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