HIRO-P'S ROOM

撮影場所:和歌山県串本町 橋杭岩 2024年3月

西国33ヶ所巡り PART2

2008-10-19 21:41:16 | 西国33ヶ所巡り

 ここ数日は秋晴れの天気が続いています。最高気温は25度前後まで上がり、今日でも半袖で過ごせる陽気でした。さて、こないだの連休に行った「西国33ヶ所巡り」。今回は和歌山県内の残り二寺を紹介しましょう。

10月13日
 コース:一枚岩キャンプ場→(R371・42)→串本→(県道41・潮岬一周)→串本→(R42)→紀伊田辺IC
→(近畿道・湯浅御坊道路)→海南IC→(R42)→紀三井寺→(R42・424・県道7他)→粉川寺
→(紀ノ川広域農道他)→自宅
距離:260㌔





 一枚岩キャンプ場の朝。さすがに高さ100mの岩の上まで太陽が昇るには、この時期でもかなり時間がかかる。朝6時起床で、簡単な朝食、テント撤収、バイクへパッキングした頃にようやくその顔が出てきた。今日は絶好の御参り日和(?)になりそうだ。



 ↑は3年前の5月に一枚岩へ訪れた時の画像。前のブルーのK1200GTはS氏のバイク。この時ボクはまだCB全盛の時代で、この時は日帰りで訪れた。



 さて、今回は「西国33ヶ所巡り」が旅の目的なので、どうしようかと思ったが、「やはりここまで来たのだから」と思い、本州最南端の潮岬へ向かった。朝日をいっぱいに浴びながら潮岬を目指す。日帰りツーリングだと、潮岬は早くても昼過ぎ到着となるから、この感覚は新鮮。ようやく長距離ツーリングの雰囲気が出てきた(昨日は日帰りツーリングの感覚だった)。



 なんだかんだで3年ぶりに訪れる潮岬は、テントが至る所に張ってあった。潮岬キャンプ場は無料だが、こんなに張っている光景を見るのは初めて。潮岬の手入れの行き届いた芝生の上で、テントを張るのは気持ちよさそう。↑の画像だけ見れば、北海道を思い出す。



 潮岬を後にしたボクは、ひとまず高速のある紀伊田辺ICを目指す。実は紀伊半島は何回も縦断しているのに、串本以西、紀伊田辺までのR42号線をバイクで走るのは、これがまだ2度目。車でも前回紹介した卒業旅行以来だから、もう8年が経つ。今回改めてツーリングマップルを見れば、「R42のハイライトルート」と書いてある。なるほど、今回トップの画像に載せたように、左に太平洋を望みながら走るのは、ボクのよく走るR42東側(尾鷲方面)とは違った、穏やかな表情を見せる。残念ながら追い越しがきかないので、制限速度+αでしか進めないのだが、今日みたいな快晴の日はかえって気持ちがよかった。
 ↑は「道の駅志原海岸」にて。太平洋を見ながら昼寝をする。気持ちがいい。



 紀伊田辺ICからは高速で和歌山市内(海南IC)へ移動する。何回も書くようだが、「西国33ヶ所巡り」が今回の旅の目的だから、お参りする寺には少しでも長い時間いたい。その為、高速を最大限利用した。お昼過ぎに第二番礼所の紀三井寺到着。雲ひとつないいい天気。ちなみに↑の画像は帰りに撮ったものだが、運良く(?)JR西日本の新型の検診車を捉えることができた。バックの山の中腹に見えるのが、西国二番礼所「紀三井山・金剛宝寺」。那智山と一緒で上らないといけない。





 ↑のような急な石段を上がると、境内が見えてくる。上から見たところだが、かなり急だ。





 さっそく御参りを行う。その後、朱印を押してもらう。第一番礼所の押印から8年越しに押してもらった朱印。ここで押してもらった人は若い方だったが、慣れた手つきで朱印を押してもらった。





 御参りの後は休憩。意外だったのが、境内からの眺め。海が広がっていて、なかなかいい感じ。遠くは和歌山マリーナシティ方面から和歌山市内まで眺めることができる。急な石段を登ってきたかいがあるというもの。この日は新拝殿が無料開放されていたので、そこの3階展望台から、さらに雄大な和歌山市内を動画で撮ってみた。

<-- 紀三井寺からの眺望 -->

↑再生マークをクリックすると動画が始まります。



 紀三井寺参拝の後は、第三番礼所の粉河寺を目指す。海南市内を通って、岩出の町まで来れば、もう半日ツーリングの圏内。でもなぜか粉河寺は近所はよく通るのに、御参りするのは初めて。どんなところなのか、興味津々である。
 ただ、御参りの時間帯が悪かった・・・14時半ころ到着したので、お寺の境内に入るのに、車の渋滞にはまり、大変だった。いやさっさと追い越せばよかったのだが、それをしなかったので、境内に入るのに20分ほどかかってしまった。





 西国第三番礼所「風猛山・粉河寺」。今までとは違い、ここは平坦で境内へは楽に行ける。説明によるとここの本堂は、西国33ヶ所巡りのお寺の中では最大級の建築とのこと。なるほど、今までのお寺とは規模が全く大きいのが分かる。しかも参拝客がかなり多いのには、びっくりした。
 さっそく御参りをしていると、横で「○○○ツーリズムの皆さんよろしいですかぁ」との声が聞こえたと思うと、般若心経が始まった。どうやらバスツアーの一行らしいが、その読み上げるリーダーは添乗員。添乗員の仕事も大変だなぁと思った。



 粉河寺は境内に入るのに時間がかかったが、朱印をもらうのにも時間がかかった。↑は朱印をもらう人の列。ボクもこの中に入って、20分ほど待って、ようやく押してもらった。待ち時間の間に思ったのは、紀三井寺でもそうだが、ボクが思っていた以上に若者が多い。実は、お寺巡りをする人なんて、お年寄りばかりと思っていたのだが、若者でも何か思いをもって、御参りをしているのだろう。
 また、朱印の種類もボクの持っている朱印帳のタイプから、もっと大型の朱印帳、巻物のようなものまで、色々存在することが分かった。それぞれに意味があるものと思うが、回数を重ねるにつれて、もっと色々なところが見れるように努力したい。



 粉河寺を後にしたのは、日が傾き始めた16時。そこからは紀ノ川広域農道を走って帰る。紀泉山地の麓を大胆なアップダウンで結ぶこの広域農道は、いつ走っても気持ちがいい。橋本からは新しくできた、京奈和道を走ってみたかったが、どこが入り口なのか分からず、いつもの裏道で無事帰ってきた。

 今回の旅で、西国33ヶ所巡りは第一番から第三番まで御参りすることができた。第四番からは大阪府に入って、第六番からは奈良県内のお寺に入る。しばらくは日帰りで行けるお寺になるので、休日をうまく使って、回数を重ねたいと思う。


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