HIRO-P'S ROOM

撮影場所:和歌山県串本町 橋杭岩 2024年3月

GSで岡山国際サーキットを走る!

2012-03-04 17:03:23 | バイクショートツーリング


 先週の日曜日(2月26日)、「第2回モトラッド・ミツオカ サーキットミーティング@岡山国際サーキット」というBMWディーラー主催の走行会に参加してきました。寒い季節なので、万が一のことを考えて、前日は姫路泊。まぁ「岡山国際サーキット」は、毎年7月に行われる自転車耐久レース「ミッドナイトエンデューロ」に参加しているので、道順はお手のもの。でも今回は自転車でサーキットを走るのではなく、MYバイク、BMW R1200GSで走るので、速度が桁違い・・・かなり緊張して、集合時間の1時間前、参加者として一番乗りでサーキットに到着しました。

 MYバイクで現役レーシングライダーの先導で「岡山国際サーキット」を走るというこのイベント、今年の1月にGSのヘッドライトをHID化する時にディーラーの店内でH店長に勧められたのがキッカケ。最初は乗る気ではなかったのに、たまたま横にお客さんとしておられた同じGSライダーのFさんが参加を表明され、「普段とは違う高い速度域で慣れておいたら、結果として普段乗る時の安全運転につながる」ということから、ボクも参加することにした。まぁ自転車で毎年走っているサーキット(逆コースだけど)という安心感もあり、その場でサインした。





 今回のイベントでは、エキスパートクラスとツーリングクラスの2クラスがあり、ボクはもちろんツーリングクラスを選択。このクラスは、上下プロテクター付きのライディングウエア、ヘルメット、グローブ、ブーツで参加でき、バイクのタイヤを替えたり、スクリーンや燈火類を取り外したりする必要がないので、普段のツーリングスタイルでサーキットを走れる。もちろん先導付き。今回のイベントでは40人も参加されたので、ツーリングクラスの中でも腕に合わせて3つクラス分けされ、ボクはもちろん初心者クラスに入る。参加者の中で自転車で走ったことがあるのは、多分ボクだけだろうけど、バイクでサーキットランをするのは今回初めてだし、バイクもサーキット走行向きではないGSなので、マイペースで走れるクラスがいい。集合時間を前にテープが配られて、転倒で飛び散るのを防ぐために、ヘッドライトやウインカー類、ナンバープレートをテーピングする。何となくサーキット走行体制が整った(?)。毎年参加する自転車レースでは、ピット内は場所確保のためにブルーシートを敷いて、走行以外はうだうだ寝たりしゃべったり、バーベキューをするスペースとは大違い。まぁこれがピット内の正当な姿かな?集合したバイクの種類も多彩。



 レース用スーパーバイクの「S1000RR」からRシリーズ、Kシリーズ、Fシリーズが大集合。



 往年の名車「K1」も参加されていました。今見てもカッコいい!

 10時からクラブハウス内でミーティングが行われる。ここでサーキット走行の注意事項のレクチャーを受ける。一番重要なのは、シグナルフラッグの意味。毎年参加している自転車レースは速度が遅いからフラッグの説明はないけど、走行会とはいえ、バイクでサーキットを走るのだから、速度域が高く、転倒や接触、最悪はコースアウトも考えられる。緑旗や青旗、黄旗、赤旗、チェッカー旗など意味の説明をサーキットの担当者から説明を受ける。まぁ正直、この場では頭の片隅に旗の種類を覚える程度だったけど、実際コースに出てみると、この旗がめまぐるしく変わることが分かった。
 この日は、1本目が11時10分、2本目が13時15分、3本目が14時25分のスタートとなった。1本の走行時間は30分。当然ながら転倒や事故があった場合は、ピットインが命じられ、持ち時間は削られることになる。他にも4輪の「ユーロカップ」や「ランボルギーニミーティング(!)」が行われており、時間厳守が伝えられた。時間任せなツーリングとは大違い。



 ↑ 岡山国際サーキットのコース図。1周3,703m。毎年参加する自転車レース、「ミッドナイトエンデューロ」は反時計回りだけど、今回は時計回り。まぁこれが正規のコースで、いつもはヒィヒィいいながら登るメインストレートは、緩やかな下りとなり、スピードが出るハズ。要所要所にあるヘアピンカーブをどれだけ減速せずに入れるかが、このサーキットのポイントとなる。
 とまぁ書いてコースを見るのは簡単だけど、走ってみるとなかなか大変。1回目はウォーミングアップのつもりで走るようにと指示が出ていたので、流すだけかなぁと思っていたら、初心者クラスでも本気モード。H店長の駆るR1150GSが先導となっていたけど、すぐ後ろを走るのが部長だったそうで、ペースが上がり、後ろの方を走っていたボクは置いてけぼり。ソロ走行となってしまう。コースが分かっているつもりでも、ライン取りがかなり難しい。少しするとエキスパートクラスのバイクに追い抜かれる。自転車レースでも速い自転車はめちゃくちゃ速いけど、バイクとなると迫力が違う!追い抜くバイクを見ていたら、GSも含まれていて、ボクの腕の無さが分かってしまう・・・1回目の走行となった。



 午前中の走行が終わり、お店のスタッフお手製のスープとパンの昼ご飯をいただく。午後からは↑の写真に写っているプロレーシングライダーで世界耐久レース選手権に参戦予定の「寺本幸司」選手(写真右)と2011年度世界耐久レース、チャンピオンに輝いた「酒井大作」選手(写真左)のトークショーが行われる。普段なかなか聞くことのできないサーキットの裏話など興味深いボケとツッコミのあるトークショーだった。ヨーロッパの選手は素質が高くて、日本のチームが何から何までパーツが揃っているけど、ヨーロッパのチームはそれが最小限で、その中で必死にやりくりしている話などされていた。ちなみに今回、エキスパートクラスとツーリングクラスの上級クラスはこのお二人の先導。何回か抜かされたけど、コーナーを曲がる姿勢がボクとは大違い。バイクと一体になって走られていた。今年からは「Team Motorrad 39」というチーム名で「BMW S1000RR」で「8耐」に参戦されるそうで、今後注目の選手を間近に見ることができた。

 2本目の走行では、初心者クラスはより速度を抑えて走る体制となり、ボクでもペースについていけるようになった。ボク自身もシート高をローからハイに変えて、サスペンションの硬さを少し硬い状態に変更。これで、ただでさえも足つきが悪いのに、さらに悪くなったけど、走行中は自然なフォームを取ることができた。先導車ができてライン取りが分かるようになり、1本目の不安な走行とは違って、安心して飛ばして走ることができた。
 3本目の走行では、さらに慣れてきて、GSで初めてレッドゾーンまでアクセル全開!最高時速は160km/hくらいまで出ただろうか。普段のんびりツーリングなので、こんなにスピードは出すことがなく、貴重な経験となった。正直1本目では、不安な気持ちでいっぱいだったけど、2本目、3本目は気持ちに余裕ができてきて、よかったと思う。



 ちなみにお隣では、「ユーロカップ」が行われていた。往年のポルシェ911から最新のポルシェ911まで勢ぞろい。ナンバー付きもあった。



 さらに隣はBMW、他にもアルファロメオやレトロなミニクーパーまで勢ぞろい。







<-- ユーロカップ -->

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 4輪のレースをライブで見るのは、今回が初めて。テレビで見るよりも数倍迫力があって楽しいですね。





 お隣のブースでは、「ランボルギーニ オーナーズミーティング」が行われていました。最新式のスーパーカーが勢ぞろい。1台数千万もする車を一堂に見れるなんて、なかなか機会がないですね。



 3本目の走行が無事終わり、ホッとした気持ちで帰り仕度を行います。この後、集合写真が撮られて、このイベントは雑誌に載る模様。また載ったら紹介したいと思います。そうそう、モトラッドミツオカさんのHP(こちら)にも紹介されていて、ボクが写っている写真もあるので、よかったらどうぞ。
普段長距離ツーリングに出かけてもほとんど疲れないGSだけど、今回は程よく疲れが残りました。やっぱり緊張して走っていたんだなぁ。寒い1日だったけど、雨は降られず、貴重な経験ができました。3回目、4回目の走行会も企画されているそうで、また参加したいな~と思いました。



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