東京でカラヴァッジョ 日記

美術館訪問や書籍など

「マネとモダン・パリ」展(最終日)

2010年07月31日 | 展覧会(西洋美術)
三菱一号館美術館のマネ展。
これだけの規模のマネを見る機会は当面なかろうと、最終日に行ってきました。
3回目。好きですね。

16時過ぎの到着でしたが、30分待ちの表示。
会期当初に行った時は、小さい展示室が多いこともあって混雑し、次の展示室への移動や鑑賞時のポジション取りが大変で、他の人をかき分けて進むような感じでした。
今回はそれ以上の混雑だろう、最終日なので仕方がない、と覚悟し、列の最後尾に並びました。

20分後には入場。
意外にもそれほど混んでいない。人をかき分けてという感じは全くない。
会場の混雑緩和対策として、入場制限を効果的に利用していたようです。
遅い時間帯なので来場者がますます増えるということもなく、快適に閉館時間までマネを満喫。


お気に入りは、訪問の度に順位が変わりましたが、最終的には次の3点といたします。

エミール・ゾラの肖像(オルセー)


ローラ・ド・ヴァランス(オルセー)


街の歌い手(ボストン)


いずれも縦・大型・1名の人物画。
もちろん、過去に記載したように、ベルト・モリゾ群をはじめとして、他にも見ごたえのある作品がたくさん。

本展覧会関係者に感謝。

本展の来場者数は、公式HPによると、304,206人とのこと。
会期後にボストンやオルセーが始まり、一時期影が薄くなったような感もありましたが(私だけの印象か)、30万人を突破したのですね。


おかげで今はマネの画集を見る日々。
アサヒグラフの別冊美術特集です。
「草上の昼食」や「オランピア」は見たいですね。オルセーへ行かない限りは見れないのでしょうけど。
「鉄道」や「フォリー=ベルジェールのバー」もいいですね。いずれも、「・・・・美術館展」で来日した際に見た記憶は残っています。
今回のお気に入り3点と同様の縦・大型・1名の人物画で、いいのがたくさんありますね。
他にも、近代化が進展するパリにおける「空虚な人間の結びつき」を表現したような作品、モネを描いた明るい作品等。
いいなあ。

しばらくはマネで過ごしそうです。


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