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投錨備忘録 - 暇つぶしに借りた本のメモを残すブログ

太平洋戦争 最後の空中戦を挑んだ少年兵の奇跡 - 久保孝雄(神戸新聞総合出版センター)

平成19年10月31日第1刷発行

神戸新聞文芸エッセー部門入選作。「ある戦闘機操縦者の手記」(平成11年6月掲載)より。

著者は加古川の人。16歳で陸軍少年飛行兵を志願。1941年の話。1945年8月15日を挟んで四日間の手記。

1945年8月13日。飛行第59戦隊(28機編成)第3中隊(8機編成)に5月に5式戦が配属された。その前は3式戦。基地は芦屋。5式戦の装備は胴体に20mm×2。翼内には12.7mmがあったが、重量軽減のため外していた。

p51 5式戦で出陣、ムスタングと交戦、火災発生、墜落、住民に竹槍で囲まれる、病院へ搬送、8月15日はベッドの上、芦屋基地へ帰還、基地は敗戦処理の最中、99式高等練習機に乗って故郷を目指す、高知海軍基地へ着陸、高知海軍基地は芦屋基地よりのんびりしていた、豚肉を土産にもらう、徳島の小松島海軍基地へ到着、加古川へ帰郷

平成11年の作品とすると著者が74歳の時の文章か。後から知った知恵も入っていないようで、なかなか面白く読んだ。その他10編ほどのエッセーが集録されている。

(2009年6月 西図書館)
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