ホットドッグの歴史 (「食」の図書館) | |
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原書房 |
著者はアメリカのルーズヴェルト大学(シカゴ)歴史学・人間科学名誉教授。アメリカ公共放送(PBS)の食に関する人気ドキュメンタリーの司会・脚本担当。
2017年7月21日 第1刷
ホットドッグという比較的新しい食べ物でもその由来ははっきりしない。似たようなものはそれ以前からあっただろうから。
例として
1901年4月
ニュヨークの野球場でソーセージを温めてパンにはさんで売った。
1904年
セントルイス万博。ソーセージ売りが手が汚れないように客に手袋を貸していたが返してもらえない。代わりにロールパンにはさむことを思いついた。
たった100年前なのだがこんな感じ。
ソーセージの品質については今ではかなり厳密な規格があって、これを守らないと道を外すこととなる。過去は利益優先なのでくず肉や部位によっては骨が混ざったり、筋だったり、要するに何でも有の状況だったようだが、ここからこの範囲までならOKというありがちな規格が今では出来上がっている。確かこの本にその範囲が書いてあったと思うがメモしていない。
日本ではホットドッグの専門店を見かけない。ネイサンズは2003年に日本に進出したが撤退。アメリカの大都会なら100メートルごとに一軒は屋台があるという。まあ、日本には屋台というもの自体が撤去されて見かけないけど。
カナダではジャパドッグが人気とある。テリマヨ、オロシ、オコノミ、ネギミソと和風。
子供の頃、今は全く見かけなくなったが観光地の屋台で売られていたホットドッグは、キャベツの千切りを炒めてカレー粉で味付けしたものが入っていた。私にとってホットドッグはこのカレー味のキャベツが入ったものなのだ。
(2018年3月 西図書館)