投錨備忘録 - 暇つぶしに借りた本のメモを残すブログ

親の家を片づけながら -  リディア・フレム(ヴィレッジブックス)

親の家を片づけながら
クリエーター情報なし
ヴィレッジブックス


2007年10月20日 初版第1刷
2007年12月14日 第2刷

著者はフロイト研究で知られる精神分析学者。ベルギーのブリュッセル在住のフランス人。フランスでの本書の題名は「人には語れない感情を語る本」とされている。本書はフランスでベストセラーになる。欧米、南米、中国など12か国で翻訳されている。訳者は友重山桃(ともしげ ゆら)。

フランスの出版物の書架で見つけた本。

父を亡くした後の、私の気持ちを端的に表してある本。

「人はいつか父、母を亡くし孤児になる。それが早いか遅いかの違いでしかない。」「そして誰もその死を止められない。医者に預けるか施設に預けるか。多くの人は死を誰かと、それも他人と分かち己の手から離しまるで儀式の手順を踏むようにその罪を薄める。親殺しの罪から。」

なかなかショッキングな文章なのだが、そういう思いを抱いてしまうのだ。自宅で看取ることを決めた場合もその思いは変わらない。


色々思うことがあり、だらだらとここに書き連ねていたのだが削除。きっとそのうちに忘れることだろうから。


私は今はため息をつきながら相続した土地屋敷をどう維持すれば良いものかと思案する日々。残された遺物の整理に休暇を費やす日々をおくっている。たぶん自分が死ぬまでそれは続く。

この本を借りたのは2015年の6月。それから返却と貸出を繰り返し、再貸出しをしなかったのは10月。とりあえず返却した。


(2015年6月 西図書館)
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