見出し画像

投錨備忘録 - 暇つぶしに借りた本のメモを残すブログ

第十七捕虜収容所(目玉焼き) - 映画に出てくる食事の場面(15)

第十七捕虜収容所 [DVD]
クリエーター情報なし
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン


ブロードウェイの舞台劇を原作とする1953年のアメリカ映画。監督はビリー・ワイルダー。出演はウィリアム・ホールデン、ドン・テイラー、他。

あの『ジョニーが凱旋するとき』(When Johnny Comes Marching Home)が歌われる映画。ヴィッセル神戸、ガンバ大阪の試合で聞くメロディーだといえば、あぁ、あの曲かと思うかたもいるはず。

--------------------------------------------
When Johnny Comes Marching Home Again,
Hurrah! Hurrah!

We'll give him a hearty welcome then
Hurrah! Hurrah!

The men will cheer and the boys will shout
The ladies they will all turn out
And we'll all feel gay,
When Johnny comes marching home.

ジョニーが再び凱旋するとき
万歳!万歳!

我々は彼に心からの歓迎与えよう
万歳!万歳!

男たちは歓呼し少年たちは囃すだろう
女性たちは皆集まり
そして我々は陽気になるだろう
ジョニーが凱旋するときに
--------------------------------------------

舞台は第二次大戦末期のドイツの第十七捕虜収容所の第4キャンプ。アメリカ兵の中で軍曹だけを集めた収容所。



印象的な食事の場面はウィリアム・ホールデンが作る「目玉焼き」。洗濯用のタライで配られるスープが普通の朝食。その中で物資の調達で小銭稼ぎをしているウィリアム・ホールデンは、ストーブを使いどこから手に入れたのか卵で目玉焼きを作り始める。手製のフライパンを軽やかに振り、目玉焼きはターンオーバー。ウィリアム・ホールデンは焼きあがった目玉焼きをフォークでつつくように旨そうに食べ始める。

一事が万事こんな風であるからウィリアム・ホールデンは皆から反感を買う。ドイツ軍の軍用列車を爆破したドン・テイラーが扮する中尉が一時的に収容所へ護送され、中尉が軍用列車を爆破したことがばれたことからウィリアム・ホールデンはドイツ軍のスパイの嫌疑をかけられリンチにあう。ウィリアム・ホールデンは無実を晴らすために行動に出る。

1953年公開という古い映画ですが、とても良くできていて面白い。さすがビリー・ワイルダー監督というほかはない。数多ある脱走劇のはしりかと思います。


(2015年10月)



名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「映画」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事