投錨備忘録 - 暇つぶしに借りた本のメモを残すブログ

江戸文化誌 - 西山 松之助(岩波書店)

江戸文化誌 (岩波現代文庫)
西山 松之助
岩波書店

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1987年10月28日第一刷発行

著者は西山 松之助。1912年兵庫県赤穂市生まれ。東京文理科大学史学科卒。東京教育大学名誉教授。


江戸について調べていた時に読んだ一冊。当時の日本のすべてを代表させることは出来ないけど、江戸(東京)ってこういう細かい資料が多くて面白い。

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p91 五つの台地

上野、神田、皇居、愛宕山、品川御殿山

台地の先端のところ。地形学でプロミネントスパー(purominent spar)と呼ぶ。日本語では垰(ハケ)。

p94 立ん坊

昔は練馬のあたりから江戸の町人や武家屋敷へ肥料のために汲み取りにきた。この肥料の車は練馬の方に帰るのにどこかの坂を登らなければならない。非常に重い車を一人で引き上げるのは不可能。それで昔は坂のところに立ん坊というのがいて、立ん坊に押し上げてもらった。立ん坊は一日中坂の下に立っていた。昭和のはじめころまでいたらしい。

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