落ち葉が舞い散る晩秋の候になりました。ご無沙汰してました神楽童子です。昨年自費出版してから早いもので一年経過しました。嬉しい日、怒りの日、哀しい日、楽しい日と紆余曲折の日々でした。人生には山あり谷ありといいますが山は削り谷は埋め平坦な道にして歩んで行きたいと思います。今回は昨年12月20日付けで記事にしてくれた盛岡タイムスを紹介いたします。以下原文のまま
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民族芸能を支えた青年たち 父の傘寿を祝って「お神楽初恋巡演記」
盛岡市の会社員の吉岡一男さん(55)は、父の義三さん(80)の傘寿祝いに「お神楽初恋巡演記」を自費出版した。義三さんは軽米町の松ノ脇神楽の太夫で、一男さんは父の舞い姿を見て育った。本は終戦直後の軽米地方の風土を背景に、義三さんら神楽衆の青春を物語る。一男さん「神楽を演ずる側から書いた本は珍しいのでは」と話し、父の労苦をねぎらっている。
松ノ脇神楽は冬期に軽米、山形、大野、種市にかけて巡演するならわしの古い神楽。戦争による中断を挟んで義三さんらが復興し、貴重な民族芸能として今に伝わる。一男さんは父の神楽に複雑な思いを抱いたころがあった。「昔は神楽はあまり好きではなかった。見てる人は楽しいだろうが見せ物のようで。神楽自体が物乞いのように言われて蔑視された時期がある。今は逆にお金を出して保存しようという世の中になった。だから神楽を愛する人に読んでほしい」と、父の背中を思っている。
義三さんは軽米町で元気に暮らしている。小学3年のころ祖父に連れられて初めて神楽を見に行き、面白さに魅せられて神楽に付いて歩くようになった。一人前の太夫になり、長いこと地方を巡演しながら、山峡に住む人々ときずなを結んできた。
本には義三さんの「小学生時代の門打ち」」ホラ貝を吹き権現舞」「長倉で3日連続の神楽」「お神酒が効き川に転落」などの思い出が、短い章ごとに語られる。95年に八戸市のデーリー東北紙に連載された文章を一冊にまとめた。
一男さんは「神楽は踊って楽しいし、神様も見る人も楽しむものだが、神楽を内側から見た目で書いた本は一冊もない。なぜ神楽ができたかなど学術的に書いた本は多いのに、当事者の本は今までなかった」と話す。
1級建築士で古民家再生プランナーでもある一男さんは、父の歩いたあとを訪ね、改めて祖先から伝わる文化の大切さを思う。「子供のころ山の神舞を板の間で、家族の隆盛を祈って踊ったのを見た。茅葺きの屋根で幣束が差してあるのが幻想的だった」と話し、その足跡に思いをはせている。A5判116ページ。ツーワンライフ出版から1千円。盛岡市内の主要書店で販売している。
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ローコスト住宅もてがけてます。あわせてヨロシク哀愁
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民族芸能を支えた青年たち 父の傘寿を祝って「お神楽初恋巡演記」
盛岡市の会社員の吉岡一男さん(55)は、父の義三さん(80)の傘寿祝いに「お神楽初恋巡演記」を自費出版した。義三さんは軽米町の松ノ脇神楽の太夫で、一男さんは父の舞い姿を見て育った。本は終戦直後の軽米地方の風土を背景に、義三さんら神楽衆の青春を物語る。一男さん「神楽を演ずる側から書いた本は珍しいのでは」と話し、父の労苦をねぎらっている。
松ノ脇神楽は冬期に軽米、山形、大野、種市にかけて巡演するならわしの古い神楽。戦争による中断を挟んで義三さんらが復興し、貴重な民族芸能として今に伝わる。一男さんは父の神楽に複雑な思いを抱いたころがあった。「昔は神楽はあまり好きではなかった。見てる人は楽しいだろうが見せ物のようで。神楽自体が物乞いのように言われて蔑視された時期がある。今は逆にお金を出して保存しようという世の中になった。だから神楽を愛する人に読んでほしい」と、父の背中を思っている。
義三さんは軽米町で元気に暮らしている。小学3年のころ祖父に連れられて初めて神楽を見に行き、面白さに魅せられて神楽に付いて歩くようになった。一人前の太夫になり、長いこと地方を巡演しながら、山峡に住む人々ときずなを結んできた。
本には義三さんの「小学生時代の門打ち」」ホラ貝を吹き権現舞」「長倉で3日連続の神楽」「お神酒が効き川に転落」などの思い出が、短い章ごとに語られる。95年に八戸市のデーリー東北紙に連載された文章を一冊にまとめた。
一男さんは「神楽は踊って楽しいし、神様も見る人も楽しむものだが、神楽を内側から見た目で書いた本は一冊もない。なぜ神楽ができたかなど学術的に書いた本は多いのに、当事者の本は今までなかった」と話す。
1級建築士で古民家再生プランナーでもある一男さんは、父の歩いたあとを訪ね、改めて祖先から伝わる文化の大切さを思う。「子供のころ山の神舞を板の間で、家族の隆盛を祈って踊ったのを見た。茅葺きの屋根で幣束が差してあるのが幻想的だった」と話し、その足跡に思いをはせている。A5判116ページ。ツーワンライフ出版から1千円。盛岡市内の主要書店で販売している。
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ローコスト住宅もてがけてます。あわせてヨロシク哀愁
電話かメールください。お父上にも会いたいです。
三月に発売されるNHKの「ふるさとの伝承」を、アーカイブスで視聴し、関連記事を、ヤフーブログに載せていますが、その参考記事として、札幌民舞研のブログが開きました。
そこから、神楽童子さんを訪問させていただきました。勉強させてくださいね・・。
伊達騒動を調べているので、伊達騒動ゆかりの
花町神楽(宮城県名取市)と高祖神楽に興味をもっています。