

「お神楽初恋巡演記」吉岡義三・著somecco (2010年12月 5日 13:32)



1回の巡演は20日前後に及ぶ。雪道を歩いて隣の村の入り口では、ほら貝を吹いて一行の到着を知らせたことや、宿が取れない時の心細さなどを記述する。巡演先でおじいさんが、お神酒を飲みすぎて山に転落し助けてやったが、ずぶぬれになったなどの笑い話や、あちこちで女性に、もてたエピソードもつづる。
巡演で温かく迎えてくれる心の交流も読みどころだ。「松ノ脇神楽」は現在、隣接する集落と一緒になり「沢田神楽」として残る。(ツーワンライフ出版\1000)以上原文のまま

大祖父」の跡を継ぐお父上の書いた記録を、一級建築士であるご長男の吉岡一男さんが、喜寿の祝に、本にまとめて出版されました。私はまだブログを読んだだけですが、昭和の初め頃の東北地方の風景が見えるようないい話です。また、吉岡家のルーツともいえる一大サーガ(数世代にわたる叙述史)であります。 http://blog.goo.ne.jp/juriyo_1955本はツーワンライフ出版 (紫波郡矢巾町高田第八地割141、電話019‐698‐2333)以上ありがとうございました。

前回ブログで紹介した鶯神楽の問合せが数多くありました。不肖ですが被災地をおとづれ「お神楽初恋巡演記」の朗読会を企画してます。多くの方にお読み聞かせていただき忘れがちな日本の心呼び起こしてほしいと思います。神楽童子拝
