カンコーと言うのはですね。どこでもそうだと思うんですが、実は最初に行く時が一番オトク。大抵の現地人は、カタコト言葉の慣れぬ様子に思わずホダされ、寛容なキモチになってしまうのです。バックパッカー君(以下BP君)なんか一生そのまま「みんないい人だった」とヨイ思い出を抱いたまま、残りの人生は日本で終えればずっと幸せでいられると思うがどうか。
さすがに亜熱帯で湿度300%の泥沼状態、しかも狭い土地にヤカマしい人間がひしめきあうお土地柄の香港でBP君は(めったに)見ないが、どこでも見られるのが嗚呼、愛しの「初心者」日本人観光客。
<タイプA>
<タイプB>
あ。書いてたら止まらなくなって来た。続きもあるんだけど後でまた(多分) マどっちにしろ、ホントに慣れてくるとミョーに可愛げがなくなってくるので、こういった人々の方が愛されるとワタシは思う。
さすがに亜熱帯で湿度300%の泥沼状態、しかも狭い土地にヤカマしい人間がひしめきあうお土地柄の香港でBP君は(めったに)見ないが、どこでも見られるのが嗚呼、愛しの「初心者」日本人観光客。
<タイプA>
- 首からカメラぶら下げるのは一昔前の話。最近は上着の内ポケまたは手持ちの小型バッグにデジカメ/ハンディカム。時々ナマで手掴みにしたまま表を歩く剛の者も。
- 道端で財布オッぴろげて金取り出し「いやっここは私が」「いえいえ私が」と謙遜しあう心温まる風景。もっとも、華人が混じっている場合、払った人の方がエラいので妙に払おうとするのは無礼にあたる(そんな事するより後で機を見て倍返しにするのがお約束。余談だが、値のはらない土産物も無礼。値のはる贈り物は暗に下心があると解釈)
- 背広の上だけ着用。中はノーネクタイにゴルフシャツなど(男)
- 「動きやすい慣れた服・靴」を新品で揃え、一様に帽子をかぶりバッグをたすきがけにした御婦人たち
- 集団でゾロゾロ歩き、3歩進んでは後ろを振り返って連れに話し掛けるので、普通の通行人にとってジャマな事この上なし
- 土産物屋のオヤジに熱心に営業され「やだーボラれてるんじゃないのー」「そうよねー」などと日本語で会話しているのが、実は日本語ペラペラのオヤジに丸分かり
<タイプB>
- 「人とは一味違った現地とのふれあいを重んじる旅行」を目指す、個人行動タイプ。若い人に多し。事前に念入りに『地球の歩き方』などで予習はバッチリ、さり気ないつもりで現地人の多い庶民的な界隈を歩くのが定番...だがハタから見ればタダのよそ者、油断した隙に何故か日本語の流暢な現地人(らしき人)に話し掛けられ、一瞬危ないカナーと思うものの、相手の愛想の良さに嫌と言えないのが嗚呼哀しき日本人、却って団体行動の無防備な一群より犯罪に巻き込まれやすかったりする。尚、それすら避けようと、「慣れたフリ」を崩さず一目散に突き進むタイプは大抵途中で道に迷い、疲労困憊した挙句、余計な金と体力を消耗することもしばしば。案外、気のいい詐欺師に少額カスメとられた方がおトクだったりする
あ。書いてたら止まらなくなって来た。続きもあるんだけど後でまた(多分) マどっちにしろ、ホントに慣れてくるとミョーに可愛げがなくなってくるので、こういった人々の方が愛されるとワタシは思う。