Bobby Rossのよもやま日記

無目的日記。主にトラベル/マイレージ関係の話題となるかも。ちょっとしたtipsのメモ代わり。俗に言うチラシの裏。

2000トンの雨

2005年10月30日 | エアライン
10月のANA便の機内音楽で,山下達郎が新譜紹介がてらいろいろ語っている番組があった.その中で本人が言うには,「2000トンの雨は,ミュージシャンとして自分が一番落ち込んでいたときに,雨の池袋を歩いていたらサンシャイン60が見えたのでそのときの情景を歌ったものだ」と言っていた.で,レコード会社の扱いもひどくて曲のレコーディングに30分しかかけられなくて,出来が悪かったので,この曲を映画の主題歌にするときの唯一の条件として,「歌だけはやり直させてくれ」と頼んだそうな..昔から好きな歌だったんだけど,サンシャイン60とは全然想像出来なかった. そういえばANAは昔から達郎が好きなようで,スカイホリデーのテーマソング(Kinki Kidsに歌わせた奴も含む)とか,いろいろと関わりがあるようである.
 機内音楽は,たまに「当たり」の場合があって,昔UAの大西洋(太平洋ではないところがミソ)線で,Star Allaiance Channelをやっていたのだが,たまたまANAの担当月だったので,ピーターバラカンとかビルボードの極東支局長とかが,沖縄発の音楽をかけまくって盛り上がっていた.大西洋のど真ん中で「ハイサイオジサン」を聞いたのはシュールであった.今でも記念にそのときの機内誌の曲目リストをHemisphereから切り取って保存している.

携帯料金の最適化(更に補)

2005年10月22日 | 雑文
 子Aの携帯をV603Tに変更してきた.その場で払ったのは1050円(Vodafone Shopに行ったのでしっかりカード払い...).
REMINDER:アフターサービスからさっさと抜けること!
V6はパケット対応機なのでe-mailサービスだけでの150円/月というメニューはなく,Vodafone Liveの基本料金300円/月が必要である.e-mailサービスだけにすると,うっかり長いメールや添付写真付メールを読んでパケ死することを強制的に防げるので,子供にはその方が良いんだけど,非パケット機で機能も低いV302SHと,V603Tとの機種変更価格が同一なので流石に後者の方が便利であろう.Vodafone Sucks!ではあるがやむを得まい.
現在の家族割引は旧契約のJファミリーなので,一旦抜けた場合の再契約や追加契約が出来るかどうかについては無理っぽい.(今回は聞き忘れた.)
よく考えたら子A携帯は丁度V社料金プランがVぉったくりになる端境期のもので,デイタイムパックライト等旧プランが丁度カタログから消えたが,家族契約は「J-ファミリー」の形になっていた時期なので,最初から旧割引プランのJファミリーに新プランのバリューパックが副回線として登録されている形態なのである.(2003年1月のカタログで検討していたら,突然2003年2月のカタログから料金プランが代わっていたのを思い出した.2003年2月にアキバで子A携帯を「1円」で買った時には,店員から,「2月以降は旧プランには入れません」と言われたのだが,実は2003年9月までは,「旧料金プランを知っていれば」入れた状態なのであった.混乱期だったので,店員にはこのような状況が伝えられていなかったか,「1円携帯売るなら旧プランに入らせるな」位の圧力がVodafoneからかかっていたのかも知れない.子Aは昼間は学校におり携帯を使えないので,夜自宅から掛けることが多いので,夜の料金が禁止的に高いデイタイムパックライトではなく,新プランのバリューパックにして正解ではあったのだが..)
 この件に関する報道資料等の情報を総合すると,
・2回線以上の契約が維持されていたらJファミリーに回線追加・解約は随時可能.
・契約回線が主回線のみになった時点でJファミリーは自動消滅.新たに,家族割引での副回線を利用したい場合は主回線を新プランに変更する必要あり.
のようである.また
・Jファミリーの副回線に対してハッピーボーナスプランを適用することは可能(少なくともMyvodafoneからは申し込み可能)
である.
駄目と言われたら多分出戻りしないだろうけど,底値のデイタイムパックライト+J-ファミリー契約の副回線は強烈に安いのでVodafoneを2台維持し続けるという作戦もあり得るであろう.となると思い切って子A携帯をハッピーボーナス縛りにしてしまうという手もある.その場合,子Bが通塾するようになった段階で子A名義のAU(ガクワリ)を子Bに持たせることになるであろう.となると,2G携帯の開発がストップする可能性もあるので,妻携帯もなるべく良いタイミングで機種変更をする必要があろう.場合によってはポイントが1000になるのを悠長に待っていると却って良い機種を安価に入手出来なくなる可能性がある.うーむ.MNPや3G and beyondに向けた各社の料金戦略が,まだ見えてこないのでどう決断するか,調べれば調べるほど非常に悩ましくなってきた..

 さて,V603Tのテレビの映りは,昔下宿生等が使っていた卓上テレビアンテナ程度.ゴーストやノイズは出るが耐えられない程ではない.数年すればワンセグavailableエリアもほぼ全域になるし,対応機が廉価で出回るだろうからそのときまでのつなぎとしてはまずまず評価して良かろう.
 子A携帯は継続割引のみなので,いつでもペナルティなしで解約出来ることは確認.妻携帯はJ-yearなのでペナルティなしでの解約タイミングは1年に1回のみであることも確認(6/1-6/30が無料変更可能期間).
 またえこじじいの店からVT010用電池も到着.ただ,容量がやや小さい630mAhのものしか在庫がなかったので,少し厳しい局面が出てくるかも.これは1060円(送料込み).機種変更手数料とアフタサービス加入料を除けば新しい機種全部と中古電池1個が同じ値段というのは世の中間違っているが,これもそれもヘビーユーザ様がいらっしゃるからこそ回転するビジネスモデルだから電車の中で携帯でゲームや音楽をDLしている若者には感謝しなければ.(若者の可処分所得が携帯代で消えてしまい,他の産業の不況の原因になっているという問題は憂慮すべきであるとは思うが..)
 EZお探しナビ利用までのつなぎとして,Vodafone 2G携帯間のみで行えるポーリングサービス(探索相手の携帯の現在位置を基地局単位で教えてくれるサービス)を何回か試してみた.スカイメール通信料のみで使えるのはCoolだが,GPSよりは精度が低いので,塾を出たかどうかの判別は不可能なのでやはりそのうちAUは必須であろう.

携帯料金の最適化(補)

2005年10月20日 | 雑文
 境界条件の追加
デイタイムパックライトの通話料は
 40円/min (6:00-18:00)
60円/min (18:00-21:00)
90円/min (21:00-6:00)
   課金は30秒単位
よって最大無料通話時間は25分.今振り返ってみても,待ち受用に近い格安プランでありながら,主婦が家庭外にいる可能性の高い昼間の通話料金がそれほど高くない戦略的なプランで,当時幼稚園のお母さん達の間で流行ったのもうなずける.

 AU社以外が位置情報サービスを本格提供する時期が読みきれないが,VodafoneがEZお探しナビと価格・性能面で同等以上のサービスを出してきた場合は,子A携帯をVodafoneに戻すことも考えられる.戻した場合もデイタイムパックライトを維持したまま家族割引の子機として登録出来るかどうかは微妙な情勢なので,子A携帯をAUに移すときに,Vodafoneにこの点を確かめることが必須.

携帯料金の最適化

2005年10月18日 | 雑文
妻の携帯の電池がヘタッタので、最近の携帯料金事情を調べて買い替え等を行った。
携帯料金って実は一般家庭の所得の驚くほど大きいパーセンテージを占める。家族全員の携帯料金を払ってる人なら月2、3万以上という人も少なくないであろう。従って、これを節約するに越したことはないのだが、各社の料金と動向、携帯加入暦、使用方法と将来の利用意図等が人によってまちまちなので、どこの会社のどういうプランを利用すればベストなのかは全く持って個人的な事情になる(他人と同じ類型化をすることがほとんど困難)。以下は我が家の場合の今後の戦略とその結論であるが、チラシの裏のメモである。しかし携帯キャリアの情勢自体が流動的なため最適化を図るのは結構面倒だ。。。。(なおチラシの裏なので金額に税込み・税別が混在している。)

私:会社貸与・私用は通話料のみ別清算なので考慮の範囲外。メールについては私用も黙認(もちろん最低限の利用に留めているが)

妻(契約名義は私):機種はJ-T010 by Vodafone。J-Phone時代のデイタイムパックライト利用。既に長期割引の底値になっており、2040円/月(無料通話1000円分。現状はメールがほとんどで、月に800円程度消化するトラヒック量)。
電池をガチンコで買うと4000円超。Vodafoneポイントは860点ほど。1000点で可能な
電池をもらうには後6ヶ月必要。仕方がないのでえこじじいの店で今月中に中古電池(1300円位)を買って当座の延命を図る。

子A:バリューパックを家族割引+継続割引で利用 (1950円 – 130円=1820円)。無料通話1000円分。通学校が現状では携帯持参禁止のため、現状では月500円程度のトラヒック。2年7ヶ月利用。ポイントが丁度1000を超えたこと、現機(J-SH09のディスプレーに小さいひび割れがあること、V603Tの機種変更が6300円と底値の気配(ケイタイwatchの過去の例では、これ以上待つと旧機種となり市場から消えてしまう可能性が高い)なので今月V603Tに機種変更。Vodaの場合アフタサービスに瞬間的(300円)入れば機種変更が3150円引きなので、機種変更コストは
+6300 (売値)
-3150(アフタサービス)
-2000(ポイント1000利用)
+300 (アフタサービス会費)
+1995(機種変更手数料)
計:3445円
電池の値段が結構することと、そろそろ電池が駄目になるであろうことを考えれば、このコストで新機種に変えておくのは賢明だろう。ポイントを早めに消化してMNPに備えて身軽にしておきたいということもある。そろそろ部活・遊び・通塾で外を盛んに歩き回るようになると思われるのでEZお探しナビにはそのうち必須。

子B:2007年2月より通塾予定。
安全のためEZお探しナビを利用したいのでAUで確定。当面子Aと共有可。


外部情勢・制約条件
・MNPに対しては各社温度差もあり、MNP関連ソフト開発を意識的あるいは無意識のうちに真面目に取り組まない可能性もあるので、NMP開始は2006年10月頃までずれ込むか?
・Vodafoneは3Gへの移行が非常にもたついている。603Tで新規2G端末が終了するとの噂もあったが,未だに2G端末の売り上げの方が好調で既に604SHの発表も行われている。しかしながら早晩新規2G端末は出回らなくなるであろう。なお、Vodafone3Gは現状では旧プランであるデイタイムパックライトでは適用不可。
・ 一方、AuはFull 3Gへの移行が極めて順調に進んでいる。cdma1xのみのプランである「ガク割」がいつなくなるかは予断を許さない。WINでも「ガク割」が復活する可能性はあるだろうが不透明。
・Docomoも戦略的料金を先出しするようになっているがMNPに備えた一時的なものと推察される。市場支配力は高いし、電電公社の遺伝子が組み込まれた会社なので、あまり攻撃的なことは継続的には出来ないであろう。よって今回はとりあえず比較対象外か。
・VodafoneはやっとGPS携帯が出たばかりなので、早期から戦略的にGPSを搭載してきたKDDIとの位置情報サービスでの実力差は圧倒的である。EZお探しナビと同等以上の「安価な」サービスが開始されるのはちょっと先ではなかろうか?
・Vodafoneの機種変更は店による価格差は全くない。24ヶ月以上の利用で底値。
・Vodafoneはスカイメールのみなら150円/月の別途契約料(現状)。Auでは少なくともお探しEZお探しナビを利用するのでEZwebmultiの契約必須?。300円/月。
・家族割引はVodaが副回線のみ。Au/Docomoは主回線にも適用。


我が家の戦略
1. MNP開始時の情勢を見て、移動コストがそれほど高くなければ子Aの端末を同番移行し、auにコミコミoneライトをガク割で加入(約2000円)。ガク割が早期廃止されるかどうかを注視する必要あり。その場合は同番号にこだわらず早期にauに移行。同番移行コストが高い場合も同じ。よって子Aの端末はVodafoneの2年単位契約であるハッピーボーナスには入らずに身軽な体制を整える。なお、V603Tは捨てずに保存する(白ロム化する)

2.妻の携帯料金は現存しない非常に魅力的なプランであるので当面は使い続ける。1.のタイミングでV603Tが余るが、この段階でボーナスポイントが1000点を超えておりかつ24ヶ月以上の継続利用となっている。その時点でavailableな機種の機種変更価格の動向を読みながら、V603Tを妻の端末として再利用するか、新しい機種(V604SH/T???)とするかを判断する。(なお、妻のプランでは20ポイント/月であること、ポイント有効期限がmax5年であることから1500 pointを溜めることは困難。1000点で電池交換無料なので、ポイントのオーバーフロー状態であってもそれほどの無駄ではない)

3.子Bには遅くとも中学生になった時点で独自の端末を与える。→ガク割があればこれに入ることで全て解決。(妻の端末はVodafoneのまま)
この時点でガク割プランが消滅していた場合、及び子Bが小学生の段階で子A,Bが端末を共有出来ない情勢となった場合は、妻がAUに移行、子BがAUに新規加入で家族割引の体制を作る。Nominal costであればMNPを利用。新規メニューである家族割ワイドサポートの料金水準も一応注視。

【ついでにもう少し一般的な携帯キャリア動向予測】
MNPの手数料水準は不明だが、まず言えることは、固定の優先接続(マイライン)のときと同様、ちょっとした祭りになるので実質的には無料あるいは移行するとむしろ「得をする」ような何らかのボーナスが設定される可能性が高いと思う。
しかしながら、マイライン騒動のときと同様、「現状」に対するイナーシャは非常に大きいので、結果的にはMNPを利用する層は限定的になる。また野村総研の分析にあるように、MNPを利用するのは、良く言えば情報感度の高い層・悪く言えば「交替読者」(景品目当てで購読新聞を定期的に変更する読者。特に拡張員の業界で揶揄的にこう呼ばれることが多い)であるので、結果的には各キャリア共倒れになるであろう。こんなヨタメモを書いている私などはまさに乞食加入者である。今までに携帯に払った料金ではVodafoneは端末の原価すら回収出来てないに違いない。
 3Gがうまく行かなければ、Vodafoneは日本の携帯市場から退出するのではないであろうか。3Gの失敗だけでなく、FMCへの転換が叫ばれている中で、日本で固定系を持たないVodafoneは、他社と異なり統一的なFMCのソリューションを示せないという本質的な欠点を有しているからである。一時、孫正義グループがVodafoneのインフラでMVNOを行うという噂が流れたが、日本テレコムを手に入れた現在MVNOどころかボーダフォンを丸ごと買う(というか再統合か・・・)という可能性。孫としてもFMCは当然意識しているし、固定と携帯のお見合い相手としては、この両者しか売れ残っていないのであるから。。もっとも、新規参入の免許がおりればその可能性は少ないかも知れないが。
 あるいは新規免許を申請している他のプレーヤーが、認められなかった場合にもボーダフォンのインフラはそれなりに魅力のあるものとなるであろう。この場合、MVNOで行くのか「買う」のかは分からないが、どこかがボーダで勝負に出るかも知れない。
V社の「欧州流をそのまま受け入れろ」という戦略の失敗を見るにつけ、某キャリアの要職が1年ほど前オフレコの席で言っていた「携帯って国際的に見えるけど、極めてどめすちっくな物なんだよね。だから外国には参入せずに日本だけでやるのが正解なんだよ」と言っていたことを思い出す(ATT wirelessに投資したNが反省を込めて言ったのか、しなかったKが客観的に言ったのかは特に秘す)。携帯の使われ方は国によって著しく異なり、もはや文化の相違と言っても良い状態である。外国人がこれを相克することは極めて困難である。日本から眺めていても、なぜアメリカ人があんなに音声電話が大好きで、未だにConference Callをやりたがるのかピンとこないし、高級携帯端末としてBlackberryが圧倒的に強い理由も、字面で説明してもらえれば論理的には理解出来るが、感覚的には全く理解不能である。
 話が脱線したので、分析理由は省くがMNP後の加入者数の予測としてはドコモ400万減、Voda100万減、その分AUが500万増ではないだろうか。しかもドコモユーザの中で初期に法人契約したARPUの大きいユーザがAUに流れる可能性が高いと思う。個人ユーザなら番号を変えても影響が少ないが、法人ユーザはたとえ携帯でも番号を変えることに抵抗があると思うからである。個人ユーザを安い端末で釣るよりは法人ユーザに営業をかけた方が恐らく楽であろうし、AUの得意とする位置情報型サービスは営業人員の地理的配置管理(タクシーなどで既に行われているもの)にも便利であるし、そういったアプリケーションごとのソリューションを提示すればかなり飛びつく層が多いと思う。
 でも本当はVodafoneに頑張ってもらいたんだが。。航空業界を見ても分かるように、2社寡占となると3社寡占の場合に比べて料金が極めて高止まりとなる危険性が高い。

なんか長々駄文を書いてしまったが、我が家のスタンスとしては、MNPを利用して漸次AUにシフト。但し、J-Phone時代の格安契約は出来るだけ活かすということに尽きる。パケット通信は短文のe-mail以外は決して使わない。ブロードバンド時代にあの通信料は禁止的に高すぎる。乞食加入者上等!:Σ端末原価>Σ支払い料金 を目指すのみである。